はじめに

福岡大学医学部では豊かな人間性を持った医師の育成を目指しています。医学や医療の進歩は目覚ましく、疾患の解析に関しては分子レベルの段階まで来ています。病因の遺伝子の発見や免疫の獲得の解明方法などの画期的な発見が相次いでいます。医療の先進性はますます加速しています。医療の現場は歴史上類を見ない長寿社会を実現していきます。一方エイズやがんなど難病の解明や治療法の確立など課題が山積しています。

また遺伝子レベルの解析が進んだことで生命操作などの議論が衝撃的に報道されています。医療は単に医学界にとどまらず、法律や倫理などの深く人間に関わる問題として探求されなければならない時代を迎えています。福岡大学ではこのような時代の医師に不可欠で人間性のある医師の育成に努めていきます。

住所

福岡大学医学部の所在地は福岡県福岡市城南区七隈7丁目45-1にあります。博多駅から西鉄バスで40分程度かかります。電車を乗り継いで福大前駅。そこから歩いて数分ほどです。九州最大のマンモス大学でスポーツなども強いです。医学生の勉強環境も良い方にあるのではないかと思われます。

学費

入学金

1,000,000円

授業料

3,912,000円

教育充実費

3,688,000円

委託徴収金

26,700円

1年次学費合計

8,626,710円

2年次以降年間学費

7,625,610円

6年間学費総額

37,738,260円

出典:医学部受験マニュアル

偏差値

65.0

私立医学部としては標準的です。福岡大学も含めて容易に入学できる医学部はありません。どの大学も相当な勉強量と質が必要になることは言うまでもありません。

出典:河合塾医進塾HP

医師国家試験合格率

2019年:全体71.9%(全国80位・最下位)新卒75.2%(全国80位・最下位)既卒54.5%(全国53位)
2018年:全体82.1%(全国78位)新卒83.0%(全国77位)既卒78.3%(全国18位)
2017年:全体78.7%(全国76位)新卒82.8%(全国75位)既卒53.3%(全国44位)
2016年:全体87.5%(全国74位)新卒90.7%(全国72位タイ)既卒61.5%(全国40位)

合格率80%前後・70位台という年が続いています。新卒は70位台が続いています。ただ既卒は中位で健闘しています。まずは60位前後を目指していただきたいです。

出典:医学部受験ラボHP

沿革・歴史

福岡大学医学部の歴史を紹介します。

昭和47年4月:医学部医学科を設立

昭和48年8月:福岡大学病院を開院

昭和53年4月:大学院医学研究科人間生物系専攻、感染生物系専攻、病態構造系専攻、病態機能系専攻、病態生化学系専攻を開設

昭和60年6月:福岡大学筑紫病院を開設

平成19年4月:医学部に看護学科を増設

平成23年4月:医学研究科に看護学専攻修士課程を増設

平成30年4月:福岡大学西新病院を開設

出典:福岡大学医学部HP

概要・特徴

福岡大学医学部では高度化する医学や医療に対応して人間性豊かな医療人を育成していきます。

1:つめ込み型の医学知識や技術の習得ではなく、生命の尊厳を理解して常に医の倫理性を念頭においた教育を実践していきます。

2:ホスピタリティを持った人間性豊かな医療人を育てていきます。地域社会の医療に貢献してきた実績が教育にも反映していきます。

3:医学の進歩に対応する最新の教育や研究者を活用して自主性を持った医療人を養成していきます。

4:21世紀の先端医学や高度医療を担う人材を育成していきます。

出典:福岡大学医学部HP

カリキュラム

福岡大学医学部では6年間一貫の教育カリキュラム構成で、1年次からの専門関連の教育科目を設けています。看護体験と医療施設見学などの早い時期から医療に接する機会を設定しています。モデルコアカリキュラムに沿って基礎医学と臨床医学の連携教育を中心に行っています。3年次からは臓器と機能別の短期集中型の統合教育を行っています。また4年次の終わりには臨床実習を行うために必要な全国共通の共用試験を行います。5年次からは患者さんと真剣に向き合いながら診療を学ぶクリニカルクラークシップという形式で経験を積んでいます。

社会に貢献できる良医の育成をミッションに医学生主体の学生支援と授業改善のための教育支援さらに医学教育の分野別に向き合ったアウトカム基盤型の医学教育のカリキュラムの改善を推進していきます基礎実習に関しては実験室や器具類が豊富にあって、福岡大学病院と郊外にある福岡大学筑紫病院の実習病院を用意しています。

1年次は人文科学、社会科学、自然科学、英語、医療人類学、情報学、心理学、医学心理学、医学概論Ⅰ・Ⅱ、医学生のための生命化学、医学入門、解剖学Ⅰなどを学びます。

2年次は薬理学Ⅰ、臨床医学入門Ⅰ、組織細胞生物学総論・各論、遺伝発生学、解剖学Ⅱ、一般神経生理学、臓器病態生理学、生化学、免疫学、微生物学、寄生虫学、研究室概論、グローバル人材育成などを学びます。

3年次は薬理学Ⅱ、病理学総論・各論、公衆衛生学、臨床医学入門、腎臓膠原病学、内分泌代謝学、消化器病学、眼科学、皮膚科学、放射線科学、感染症学、歯科口腔外科学、形成外科学、グローバル人材演習などを学びます。

4年次は公衆衛生学、法医学、精神医学、産婦人科学、整形外科学、小児医学、泌尿器科学、脳神経科学、循環器科学、呼吸器病学、麻酔科学、救急救命医学、検査診断学、腫瘍輸血血液学、医学情報社会学、症候病態学演習、再生移植医学、耳鼻咽喉科学、臨床修練入門、CBT演習などを学びます。

5・6年次は臨床実習、領域別集中講義ⅠⅡⅢ、卒業試験、医師国家試験対策などを行います。

出典:福岡大学医学部HP

研修制度

福岡大学医学部の研修制度は基本プログラム・小児科研修プログラム・産婦人科研修プログラムとがあります。

基本プログラム

基本プログラムでは1年次に附属病院内での研修を行います。2年次は地域医療を含めた一般外来や在宅医療などの研修を含めて行います。

1年次に内科Ⅰ8週、内科Ⅱ8週、外科Ⅰ4週、外科Ⅱ4週、麻酔科4週、救急救命8週、精神科4週、小児科4週、産婦人科4週の合計48週の構成になります。

2年次に内科Ⅲ8週、選択Ⅰ8週、選択Ⅱ8週、選択Ⅲ8週、選択Ⅳ8週、選択Ⅴ8週、地域医療4週の合計48週の構成になります。

小児科プログラム

小児科プログラムでは小児科医を目指している方の最適なプログラムです。1年次は小児科のプライマリーケアと必須科目の研修を行います。2年次は大学病内での産婦人科や小児科を中心に行います。

1年次は筑紫病院小児科12週、内科Ⅰ8週、内科Ⅱ8週、内科Ⅲ8週、麻酔科4週、救命救急センター8週の合計48週の構成になります。

2年次は産婦人科4週、新生児入門12週、小児外科4週、福岡大学病院小児科16週、精神科4週、地域医療4週、選択科目4週の合計48週の構成になります。

産婦人科プログラム

産婦人科プログラムでは産婦人科医を目指すための最適なプログラムとなっています。1年次は産婦人科のプライマリーケアと必須科目の研修を行います。2年次は産科と婦人科を12週ずつ学ぶことで産婦人科の領域を含む多様な研修が可能です。

1年次は内科Ⅰ8週、内科Ⅱ8週、内科Ⅲ8週、麻酔科4週、救命救急センター8週、精神科4週、小児科4週、外科4週の合計48週の構成になります。

2年次は産科12週、婦人科12週、選択Ⅰ8週、選択Ⅱ8週、選択Ⅲ4週、地域医療4週の合計48週の構成になります。

出典:福岡大学病院卒後臨床研修センター

部活動

福岡大学医学部の部活動は卓球部・ウインドサーフィン部・フットサル部・スキー部・柔道部・ボート部・剣道部・準硬式野球部・軟式テニス部・サッカー部・バトミントン部・バレーボール愛好会・弓道部・ラグビー部・硬式テニス部・アーチェリー部・バスケットボール部・ゴルフ部・軟式野球部・水泳部・音楽研究会・英語研究部・社会医学研究会・写真部・医用化学電子研究部・遺伝子研究会などがあります。

部活動と勉強の両立をすることは大変なことです。ただいい気分転換になることそして将来の同志にもなるので願わくば参加しておいた方が良いのではないでしょうか。

出典:福岡大学医学部HP

連携病院

福岡大学医学部の連携病院を紹介します。

医療法人松寿会松永病院(福岡県福岡市城南区片江)
医療法人正誠会倉重病院(福岡県福岡市早良区有田)
医療法人西福岡病院(福岡県福岡市西区生の松原)
医療法人相生会金隈病院(福岡県福岡市博多区金の隈)
地方独立行政法人福岡市立病院機構福岡市立こども病院(福岡県福岡市東区香椎照葉)
医療法人財団有朋会ものわすれメンタルクリニック(福岡県福岡市南区大楠)
医療法人ガーデンヒルズウィメンズクリニック(福岡県福岡市中央区小笹)
医療法人太田脳神経外科医院(福岡県糸島市浦志)
医療法人正明会諸岡整形外科クリニック(福岡県那珂川市片縄)
医療法人社団廣徳会岡部病院(福岡県糟屋郡宇美町明神坂)
医療法人うえの病院(福岡県糟屋郡志免町志免)
社会医療法人青洲会福岡青洲会病院(福岡県糟屋郡粕屋町長者原西)
社会医療法人療仕会松本病院(福岡県田川郡川崎町川崎)
独立行政法人国立病院機構福岡東医療センター(福岡県古賀市千鳥)
医療法人社団水光会宗像水光会総合病院(福岡県福津市日蒔野)
医療法人凜桜会いわた皮ふ科アレルギー科クリニック(福岡県春日市春日原北町)
さもと脳神経外科クリニック(福岡県大野城市上大利)
こが整形外科クリニック(福岡県太宰府市大佐野)
医療法人小西第一病院(福岡県筑紫野市石崎)
飯塚市立病院(福岡県飯塚市弁分)

著名な卒業生

福岡大学医学部出身の著名人を紹介します。

黒木政秀氏(福岡大学医学部長)

出典:WIKI

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プロフィール
笠浪 真

税理士法人テラス 代表税理士
税理士・行政書士
MBA | 慶應義塾大学大学院 医療マネジメント専攻 修士号

1978年生まれ。京都府出身。藤沢市在住。大学卒業後、大手会計事務所・法律事務所等にて10年勤務。税務・法務・労務の知識とノウハウを習得して、平成23年に独立開業。
現在、総勢42人(R2年4月1日現在)のスタッフを抱え、クライアント数は法人・個人を含め約300社。
息子が交通事故に遭遇した際に、医師のおかげで一命をとりとめたことをきっかけに、今度は自分が医療業界へ恩返ししたいという思いに至る。

医院開業・医院経営・スタッフ採用・医療法人化・税務調査・事業承継などこれまでの相談件数は2,000件を超える。その豊富な事例とノウハウを問題解決パターンごとに分類し、クライアントに提供するだけでなく、オウンドメディア『開業医の教科書®︎』にて一般にも公開する。

医院の売上を増やすだけでなく、節税、労務などあらゆる経営課題を解決する。全てをワンストップで一任できる安心感から、医師からの紹介が絶えない。病院で息子の命を助けてもらったからこそ「ひとつでも多くの医院を永続的に繁栄させること」を使命とし、開業医の院長の経営参謀として活動している。

                       

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