はじめに

泌尿器科の開業医の年収は2000万円程度ではないかと思われます。開業医の平均年収がだいたい2400万円から2500万円となっています。それよりもやや低い年収になるのかなと予測しました。医師全体にいえることですが年収は都市部よりも地方の方が高くなる傾向があります。

泌尿器科の場合は医学部を卒業後に研修医を2年ほど経験して勤務医になります。そこから大病院などで長期間勤務医を続ける方も多くいます。実際には泌尿器科を開業する方も多くいます。腎・泌尿器科は尿路性器癌・前立腺疾患・尿路結石・水腎症・神経性膀胱・尿失禁・夜尿症など泌尿器科の全分野においての専門的な治療を行っていきます。性病や性器に関する疾患を扱うことから男性の患者が非常に多いのも特徴です。採血や注射などは他の診療科と同様に行います。ただデリケートな作業も多いことから医師・看護師ともに男性の需要が非常に高い科という特徴があります。

泌尿器科の医師数は全国で6500名程度と多くありません。開業をするにも競合がすごく多くなるという感じではありません。ただ開業のハードルがさほど高い科ではないということもあって開業できる可能性は十分にあるのではないかと思われます。

泌尿器科の勤務医の年収との比較

泌尿器科の勤務医の平均年収はだいたい1300万円程度と言われています。20代では600万円から800万円程度の方が多くなっています。30代では1000万円程度の方が多くなっています。40代では1400万円程度の方が多くなっています。50代では1500万円程度の方が多くなっています。60代では2000万円程度の方が多くなっています。勤務医なので若い方が多くなっていますので若い方の年収が多くなっています。

泌尿器科は投薬や注射などの方法を採って様子を見るというのが主流になっています。また手術を行うこともありますが多くは投薬などとなっています。

泌尿器科の地域別の勤務医の年収

泌尿器科の勤務医の年収は北海道・東北地方、中国・四国地方では高くなっています。この地域では1000万円から1500万円程度の方が多くなっています。また1500万円以上の方もいます。また関東東海関西地域では600万円から1200万円程度になっています。また九州地方では半分近い方が年収1000万円以下になっています。

こうしてみると北海道東北、中国四国地域あたりでは医師の数が少ないのかなということがあって年収が高くなっています。九州地方は平均年収が低くなっているので医師の数が足りているのかもしれません。また若い医師の方が多くなっています。

泌尿器科の診療別ごとの年収

泌尿器科の勤務医の年収は大学病院では年収が低く一般病院そしてクリニックに行くほど高くなっています。大学病院は若い方が多くいますので平均年収が下がる傾向があります。一般病院に行くとやや年齢が上がります。さらにクリニックに行くと年齢が高くなる傾向にありますので平均年収が高まる傾向にあります。研修医や若い医師の方は大学病院に就職する方が多くなっています。その後一般病院に行くもしくは専門特化したクリニックに転職することで年収が上がっていくのかなという気がします。

泌尿器科の性別ごとの年収

泌尿器科の性別ごとの年収は1000万円以下の年収の割合は2割以下で同程度です。男性は2割程度の方が年収2000万円以上の方がいます。女性は1000万円から1500万円程度の方がいます。泌尿器科の多くは男性医師になっているようですので平均年収は男性よりになります。

泌尿器科の都道府県別の開業医の年収

都道府県別の開業医の年収自体のデータがないので現在調査中です。そもそも脳神経外科の全国単位の開業医の詳細な年収データも見つかっていません。

ただ医師全体の年収で見ると岩手や宮城などの東北地方が高く、富山や福井などの北陸地方で低めになっています。医師の需要度の高い地域や医師の平均年齢が高くなっている地域の年収が高くなっているのかなという感じがします。
サラリーマンや自営業者などの年収の高い東京・大阪・神奈川・愛知なども決して高い方ではありません。一般人が稼げる地域=医師が稼げる地域という構図は基本的に当てはまりません。

ただ皮膚科の場合は他の科と異なって、東北地方の年収が低めで関東地方の年収は高めになっています。

開業にはどうやっても6000万円程度はかかりそう

開業医として病院の勤務医から医院を開業するとなると少なく見積もっても6000万円程度はかかりそうです。また自宅で開業するとなると1億円を超えるであろう開業資金を覚悟する必要がありそうです。

泌尿器科は開業のハードルはさほど高くありません。手術なども高い技術を要するものはさほどなさそうです。開業へのハードルはさほど高くないのではないかと感じます。ただその分競合のクリニックなどお多くなりますので難しくなります。泌尿器科も年配の方が受診をするのでどの地域にも患者さんはいると思われます。ただその中で生き残ることは容易ではありません。

また開業してニーズがあるかどうかなどの綿密な実地調査も必要になりそうです。人口密集地の都市部がいいのか・競合は人口の多いところがいいのか・またあまり人口のいない競合の少ないところがいいのか。そこで集患ができて採算が取れるのかなどの目算を立てる必要があります。

開業するとなると土地や建物などの箱物だけで少なくても2000万円から3000万円くらいかかります。またX線・聴診器・血圧測定・健診台・診察用ベッド・診察台・待合室の椅子・受付カウンター、電子カルテなどの医療用具一式もそろえる必要が出てきます。

そこに医師をサポートする有能な看護師などの専門家も必要になります。泌尿器科の場合は緊急手術などはあまりありません。技術的にも高度といえるほどの手術も多くありません。ただ看護師などのサポートは絶対に必要になります。医師1人の力ではできることは限られます。それでも手が下りずに奥さんや姉妹などに受付や会計などの事務を手伝ってもらう必要が出てくるかもしれません。備品だけでなく人的な面での整備をする必要も出てきますのでコスト面もしっかりと考えておく必要があります。

そして開業コンサルタントなどに開業以来を頼むとさらに1000万円程度の資金がかかります。いくらお金があっても足りないかなと思われます。

開業医になると経営者になります。最初は銀行からの借り入れも必要になります。ある程度医院が稼げるようになってもスタッフの給料と借り入れの返済で、開業医自身の報酬がほとんど手元に残らない可能性も高くなります。

勤務医時代と変わらず忙しいにもかかわらず、年収は勤務医時代の数分の1程度もしくはそれ以下になってしまう方も多くいるのではないかと思われます。

実際に都市部の開業医は、開業後2年から数年で医院をたたんでもう一度勤務医に戻ってしまう方も多くいます。

泌尿器科は他の診療科よりも競争が少なくなりますのでそこまで厳しい状況にはならないまでもやはり開業をするにはかなりの決心と覚悟が必要になります。

がんなどの見落としに注意

泌尿器科は小児泌尿器腫瘍・腎移植・尿路結石・尿路感染症・女性泌尿器科・内分泌・生殖機能・性機能・老年泌尿器科・前立腺肥大症、排尿機能・神経泌尿器科、外傷・救急医療・エンドウロロジー、腹腔鏡、基礎研究、オフィス・ウロロジーなどを扱います。特に前立腺がん・腎臓がんなどのがんの見逃しを防がなければいけません。

泌尿器科は生死にかかわる病気は少ないですがしっかりとした診察や投薬を行う必要があります。緊急手術などのような難易度の高い手術をすることはあまりありません。他の診療科よりは手術の難易度や頻度は減ります。比較的自分の時間は保つことができます。

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