はじめに

香川大学医学部医学科では医学に必要な基礎知識を十分に備えて疾病の予防・診断・適切な診療ができる最新の医学的な知識と診療能力・技能を身に着けて崇高な倫理観と人間性に富んでいて・香川という地域を理解して・世界に通用する医師及び医学研究者を育成していきます。

また大学同士の国際交流も盛んです。中国医科大学・河北医科大学・第四軍医大学・ダルサラーム大学・ロンドン大学・グラスゴー大学・ニューキャッスル大学・チェンマイ大学・シンガポール国立大学などとの交流で毎年30名以上の学生の方が海外で学んでいます。

香川大学医学部では教育・学生生活に対する医学科卒業生からの評価や満足度も高くなっているのが特徴です。卒後臨床プログラムも充実していますので、多くの卒業生が医学部附属病院での卒後研修を経て、香川県の地域医療に大きな貢献をしています。

出典:香川大学医学部・医学系研究科HP

所在地

香川大学医学部の所在地は香川県木田郡三木町池戸1750-1にあります。最寄駅はことでん高田駅で駅から徒歩20分程度、バスで5分程度。高松駅から大学病院までがバスで40分、高松駅から大学までが車で30分、高松空港から車で40分など。市街から20キロ程度離れているので立地的にはけっこう厳しいものがありそうです。

出典:香川大学医学部・医学系研究科HP

入学金・学費

香川大学医学部の学費を紹介します。

1年次は入学金は282000円、授業料は535800円で合計が81万7800円

2年次から6年次は授業料が535800円×5年間=267万9000円

合計が81万7800円+267万9000円=349万6800円

基本的に国立大学医学部はこの額になります。やはり私立医学部に比較するとかなり安いです。

出典:医学部受験マニュアルHP

偏差値

62.5

国立大学医学部の中では比較的可能性はありそうです。ただあくまでも国立医学部の中の話で簡単に入学できるということはありません。三重大学医学部鳥取大学医学部徳島大学医学部高知大学医学部などが併願候補の大学になりそうです。

出典:河合塾医進塾HP

倍率

香川大学医学部の倍率を紹介します。

20年度:前期3.9倍、後期6.0倍、センター試験課す推薦入試3.2倍、19年度は同3.7倍、7.4倍、3.2倍。

20年度と19年度に大きな変動はなさそうです。ただ前期で4倍近いのでけっこう高いなという印象を受けます。かなりの激戦が予想されます。

出典:旺文社HP

医師国家試験合格率

2020年:全体95.3%(全国23位タイ)新卒96.5%(全国32位)既卒85.7%(全国15位タイ)
2019年:全体89.3%(全国51位タイ)新卒93.2%(全国50位)既卒57.1%(全国45位タイ)
2018年:全体88.1%(全国64位タイ)新卒89.5%(全国68位タイ)既卒76.9%(全国21位タイ)
2017年:全体89.3%(全国42位タイ)新卒91.9%(全国48位)既卒63.6%(全国27位タイ)
2016年:全体89.4%(全国62位)新卒93.3%(全国56位タイ)既卒44.4%(全国65位タイ)

合格率89%前後の年が続くも20年には合格率95%台まで回復。全体の順位も20位台まで上がりました。今後もこの調子でいけると良いのではないかという気がします。

出典:医学部受験ラボHP

歴史

香川大学医学部の歴史を紹介します。まだ40年程度の歴史なので国立大学医学部にしては新しい大学といえます。

1978(昭和53)年10月:香川医科大学が開学
1980(昭和55)年4月:第1回の入学式を行う
1983(昭和58)年4月:医学部附属病院の設置
1983(昭和58)年10月:医学部附属病院の診療を開始
1986(昭和61)年4月:大学院医学研究科博士課程の設置及び第1回の入学式を行う
2003(平成15)年10月:香川医科大学と旧香川大学が統合して新香川大学医学部が発足
2004(平成16)年4月:国立大学法人香川大学医学部が発足
2016(平成28)年4月:大学院医学系研究科博士課程3つの専攻を医学専攻に変更

出典:香川大学医学部・医学系研究科HP

特徴

香川大学医学部の特徴は以下のようなものが挙げられます。

1・2年次の低学年時から早期体験医学・医学概論・医療プロフェッショナリズムなどの科目が設けられています。地域医療実習に行く・チーム医療を体験するなど医学や医療に対してのモチベーションを上げていきます。研究医の育成や科学的思考の養成のために開設した1・2年次の早期医学実習や3年次の必須科目の課題実習などの自分では研究室を選択、実際の研究活動に参加することができます。近年では在学中に研究成果を学会で発表する方も出てきています。5・6年次に行う臨床実習では地域医療の関心を高めるために付属病院だけでなく、県内各地の医療機関での実習も行っていきます。

設備面では大半の講義を収録して、大学内のパソコンからいつでも映像での授業として視聴できるE-ラーニングシステムや実際の医療現場で必要な技術をシュミレーターを使って習得できる実習室を整備するなどして充実した学習環境を整備しています。

そして勉強とサークル活動を両立して全力でキャンパスライフを謳歌している学生が多いのも香川大学医学生の特徴ともいえます。

出典:香川大学医学部・医学系研究科HP

カリキュラム

香川大学医学部では机上で学ぶというよりも、体験を通して学生自身が積極的に学べるような授業形式で急速に進歩していく医学を効率よく学んでいきます。人間を相手にしていく臨床現場で蓄積した知識を実践していく医療の基本的な技能をつけていきます。臨床実習を通して自らが能動的に課題に取り組んでいくことで患者さんと親密に接していくことを通して人間性のある医療人を育成していきます。

1年次では教養科目と専門基礎科目を学んでいきます。また早期医学実習も行います。

2年次では基礎医学・専門基礎科目・早期医学・学際医学などを学んでいきます。

3年次では基礎医学・統合講義・学際医学・社会医学などを学んでいきます。

4年次では統合講義・社会医学などを学んでいきます。また共用試験も行います。

5・6年次では主に臨床実習を行います。また6年次には医療統合講義や卒業試験なども行います。

基礎医学では医学を学んでいく上で基礎となっている人体の正常の構造と機能そして病気の成り立ちについて考えていきます。多くの科目には実習のカリキュラムもあります。実習では講義で得た知識をさらに深めていくことを到達目標にしていきます。解剖学ⅠⅡ、生理学ⅠⅡ、生化学、内分泌学、病理学ⅠⅡ、免疫学、薬理学、生理薬理実習、微生物学、医動物学などを学びます。

臨床医学では学んだ知識を基にして原因から治療までを系統立てていきます。基礎医学同様に実習があります。付属病院や関連の教育病院などでベッドサイドから患者さんから直接に学んでいきます。病院の各科ごと・医学実習ⅠⅡなどを行います。

統合講義は器官や機能別の病気を病因・病態・診断・治療ごとに体系的に学んでいきます。学習の効率を高めるために基礎医学科目知識の概説・臨床医学科目の講義と実習という感じで系統的に行っていきます。臨床総論講義・医科学研究などを行っていきます。

出典:香川大学医学部HP

研修制度

香川大学医学部の研修プログラムはオリーブかがわがメインになります。40名程度の人数になりますのでかなり大きな組織といえます。これを4つのコースに分けます。

1つ目は1年目は香川大学医学部付属病院で内科と救急科の必須科と外科・麻酔科・小児科・産婦人科・精神科からの2科を選択します。2年目は協力型病院から研修先を選択していきます。地域医療と選択コースの研修を行っていくことでさらに幅のあるプライマリーケアを行うことができます。

2つ目は1年目に内科と救急科の必須科と外科・麻酔科・小児科・産婦人科・精神科からの2科を選択します。最初の9か月で協力型の病院、最後の3か月を香川大学医学部付属病院で研修を行います。2年目は協力型病院から研修先を選択していきます。地域医療と選択コースの研修を行っていくことでさらに幅のあるプライマリーケアを行うことができます。

3つ目は1年目の初め3か月で将来の志望する科の研修を行います。次に内科と救急科の必須科と外科・麻酔科・小児科・産婦人科・精神科からの2科を選択します。2年目は1年目の続きを3か月間行った後に地域医療を3か月程度、最後に選択コースを協力型病院の中で選択します。1年目を中心に香川大学医学部付属病院でトータル12か月以上の研修期間を作ります。

4つ目は1年目に内科と救急科の必須科と外科・麻酔科・小児科・産婦人科・精神科からの2科を選択します。前半の6か月は香川大学医学部付属病院、後半の6か月は協力型病院で行います。2年目は地域医療を3か月程度、次の3か月で選択科を協力型病院、最後の6か月で選択科を香川大学医学部付属病院で行います。

すべての科目を終えられない場合は、短期間の追加期間を設けて研修を経て帳尻を合わせることもできます。

出典:香川大学医学部付属病院卒後臨床研修センターHP

部活動

香川大学医学部の部活動を紹介します。文化会と体育会とがあります。

文化会は軽音楽部・探検部・茶道部・管弦楽団・児童問題研究会・アカペラサークル・華道部・ダンス部・三俣診療班・文学部・ぬいぐるみ病院・写真部・学生研究サークルなどがあります。

体育会は硬式テニス部・卓球部・バドミントン部・ラグビー部・サッカー部・剣道部・空手部・水泳部・バレーボール部・準硬式野球部・バスケットボール部・弓道部・ヨット部・ウインドサーフィン部・柔道部・スキー部・軟式テニス部・軟式野球部・陸上競技部・ハンドボール部などがあります。

出典:香川大学HP

連携病院

香川大学医学部の主な連携病院を紹介します。

高松赤十字病院(香川県高松市番町)
KKR高松病院(香川県高松市天神前)
香川県済生会病院(香川県高松市多肥上町)
高松医療センター(香川県高松市新田町乙)
香川労災病院(香川県丸亀市城東町)
坂出市立病院(香川県坂出市寿町)
滝宮総合病院(香川県綾歌郡綾川町滝宮)
小豆島中央病院(香川県小豆郡小豆島町池田)
香川県立白鳥病院(香川県東かがわ市松原)
さぬき市民病院(さぬき市寒川町石田東甲)
りつりん病院(香川県高松市栗林町)
聖マルチン病院(香川県坂出市谷町)
キナシ大林病院(香川県高松市鬼無町)
香川井下病院(香川県観音寺市大野原町花稲)
おさか脳神経外科(香川県高松市三名町)
国立循環器病センター(大阪府吹田市岸部新町)
心臓病センター榊原病院(岡山県岡山市北区中井町)
川崎医科大学脳卒中科(岡山県倉敷市松島)

出典:香川大学医学部循環器・脳卒中・腎臓系HP

著名な卒業生

香川大学医学部の主な卒業生(開業医の方を中心に)を紹介します。

松木孝和氏(泌尿器科医・松木泌尿器科医院院長)
江藤誠司氏(消化器科医・えとう内科クリニック院長)
中川雅之氏(整形外科医・世田谷北部病院院長)
藤田博崇氏(胃腸科・肛門科医・ふじた医院理事長)
吉田和矢氏(総合内科医・吉田内科医院院長)

出典:病院検索ホスピタ

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プロフィール
笠浪 真

税理士法人テラス 代表税理士
税理士・行政書士
MBA | 慶應義塾大学大学院 医療マネジメント専攻 修士号

1978年生まれ。京都府出身。藤沢市在住。大学卒業後、大手会計事務所・法律事務所等にて10年勤務。税務・法務・労務の知識とノウハウを習得して、平成23年に独立開業。
現在、総勢52人(令和3年10月1日現在)のスタッフを抱え、クライアント数は法人・個人を含め約300社。
息子が交通事故に遭遇した際に、医師のおかげで一命をとりとめたことをきっかけに、今度は自分が医療業界へ恩返ししたいという思いに至る。

医院開業・医院経営・スタッフ採用・医療法人化・税務調査・事業承継などこれまでの相談件数は2,000件を超える。その豊富な事例とノウハウを問題解決パターンごとに分類し、クライアントに提供するだけでなく、オウンドメディア『開業医の教科書®︎』にて一般にも公開する。

医院の売上を増やすだけでなく、節税、労務などあらゆる経営課題を解決する。全てをワンストップで一任できる安心感から、医師からの紹介が絶えない。病院で息子の命を助けてもらったからこそ「ひとつでも多くの医院を永続的に繁栄させること」を使命とし、開業医の院長の経営参謀として活動している。

                       

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