はじめに

関西医科大学は自由・自学・自律の学風のもとで生涯にわたって学問的な探求心を備えること、また幅広い教養と国際的な視野を持って、地域社会に貢献をしていく人間性豊かな良医を育成していくことを教育の理念としていきます。

これらから独創的な知性と豊かな人間性を備えていくことで社会に貢献をしていく医療人を育成していくこと、深く医学や看護学を研究していくことで、広く文化の発展と公共の福祉や健康に寄与していくことを使命としていきます。

住所

関西医科大学の所在地は大阪府枚方市新町2丁目5番1号にあります。京阪線枚方市駅から徒歩3・4分のところにあります。大阪・新大阪・京都の各駅から大学までが30分程度で通えるというのが大きな魅力といえるのではないでしょうか。

出典:関西医科大学HP

入学金・学費

関西医科大学の入学金や学費などは次のようになります。

入学金

1,000,000円

授業料

14,400,000円

1年次から6年次まで各240万円。240万円×6年間=1440万円

実験実習費

2,300,000円

1年次が30万円、2年次から6年次まで各40万円。30万円+40万円×5年間=230万円

施設維持費

6,500,000円

1年次が100万円、2年次から6年次まで各110万円、100万円+110万×5年間=650万円

教育充実費

3,500,000円

1年次が100万円、2年次から6年次まで各50万円、100万円+50万円×5年間=350万円

6年間学費総額

27,700,000円

合計で100万円+1440万円+230万円+650万円+350万=2770万円

その他学生自治会費や慈仁会の会費が6年間で45万円ほどかかります。寄付金は別途になります。

また関西医科大学特待生制度・関西医科大学学生奨学金・関西医科大学学生奨学金などの奨学金制度や特待生制度があります。

出典:関西医科大学HP

偏差値

67.5

私立医学部の中でも高い方です。関東や関西の医学部は国公立・私立含めて比較的容易に入学をできそうなところはありません。しっかりとした基礎を固めた上で難問にそれなりに食らいつかないと合格を勝ち取ることは難しいものと思われます。

出典:河合塾医進塾HP

医師国家試験合格率

2019年:全体91.1%(全国38位タイ)新卒92.0%(全国56位タイ)既卒81.8%(全国12位)
2018年:全体91.4%(全国42位タイ)新卒93.3%(全国53位タイ)既卒81.0%(全国13位)
2017年:全体83.2%(全国68位)新卒85.5%(全国70位)既卒66.7%(全国21位タイ)
2016年:全体88.6%(全国67位タイ)新卒89.4%(全国75位)既卒80.0%(全国14位タイ)

16・17年は60位台も18年・19年は40位前後と盛り返してきています。また既卒生の成績が10位台から20位程度と安定しています。大学側の努力も実っているのかなという気がします。今後の頑張りで優秀な後輩が来る可能性もあります。

出典:医学部受験ラボHP

沿革・歴史

関西医科大学の沿革・歴史を紹介します。

1928年6月:大阪女子高等医学専門学校の設立を認可

1928年7月:大阪女子高等医学専門学校の開講式

1947年6月:大阪女子医科大学の設立を認可

1947年7月:財団法人大阪女子医科大学と名称を変更

1947年8月:附属香里病院を開院

1949年3月:大阪女子医科大学学部の開設を認可

1950年8月:附属牧野病院を開設

1952年2月:新制大阪女子医科大学の設立を認可

1954年12月:大阪女子医科大学を関西医科大学と名称を変更。男女共学にする。

1961年3月:大学院医学研究科博士課程の設置を認可

1979年3月:附属病院第三次救命救急センター設置

1986年4月:附属肝臓研究所設置

1992年4月:附属病院心臓血管病センター設置

2002年9月:卒後臨床研修センター設置

2006年10月:医療安全管理センター設置

2012年4月:天満橋総合クリニック開院

2016年4月:附属枚方病院から附属病院へ名称を変更

2016年5月:附属滝井病院から総合医療センターへ名称を変更

2018年1月:くずは病院開院

2018年6月:創立90周年

2019年1月:診療情報分析センター設置

出典:関西医科大学HP

概要・教育目標

関西医科大学では医療人としての人間性を重視した教育を行っていきます。具体的にはプロフェッショナリズムと倫理観、コミュニケーション能力、患者中心と共感の姿勢などを身に着けていく指導をしていきます。

当然ながら医学的知識や技能をつけていくことも医師として大事です。また科学的思考や問題解決能力などの医師に必要な能力も付けていきます。自己主導型学習ができるようにしていきます。

医学部だけでなく看護師などの他の職種との連携や地域医療、さらには国際医療までを含めたグローバルな方向で勉強をしていきます。広い視野を持った医師として活動をしていただきたいです。

出典:関西医科大学HP

カリキュラム

関西医科大学のカリキュラムは大きく分けて3段階に分かれます。

1・2年次は医学の基礎をつけていきます。医学生として必要となる基礎的な教養と専門知識を学ぶための基礎能力を磨いていきます。解剖学や生理学などの基礎・社会医学なども講義や実習などを通して学んでいきます。また人体の構造と機能やリベラルアーツ・さらには現代社会の構造と課題・他分野からみた医療や医学などの様々な側面から学習を重ねて生涯医師として学び続ける基礎体力を身に着けていく2年間にしていきます。

3・4年次は1・2年次に身につけた基礎力を活かしていきます。ここからは臨床知識の習得をしていきます。臓器的・系統的に体系化された講義を行っていきます。また内科や外科などの体験実習を行うことで知識の深い定着をしていきます。4年次の2学期末には全国の医学部共通の共用試験を行っていきます。臨床の現場に出るための必要な知識が習得できるかを習得していきます。この試験に合格した学生は学生医師として臨床研修を行っていきます。

5・6年次は学生医師として認証を受けた学生は診療参加型学習としての臨床実習を行っていきます。実際の医療の現場で診察から検査・治療までの流れを一通り体験していきます。数名ずつのグループに分かれて1・2週間ずつの医療チームの一員としてすべての診療科で実習を開始していきます。以降は自身が選択した診療科で経験を積んでいく選択型の臨床実習が始まります。ここまでのステップで得られた知識を活用した上で机上の空論ではなく生きた知恵を身に着けていきます。

1・2年次は主に人文科学・社会科学・哲学・歴史学・外国語・リベラルアーツ・医学と自然科学・各種実習・社会医学などを学びます。また2年次では専門科目の感染と生体、病因と病態などを学びます。

3・4年次は臓器別・系統別の医学を中心に学びます。また共用試験や臨床実習の準備も行います。また1・2年次からの延長でリサーチマインド・地域医療・臨床実習入門・問題意識を中心とした学習プログラムを行っていきます。

4年3学期くらいから6年前期くらいまではクリニカルクラークシップを中心とした臨床実習を行います。その後は共用試験や卒業試験などを行って卒業、さらに医師としての本格的な研修につなげていきます。

出典:関西医科大学HP

研修制度

関西医科大学の研修プログラムは関西医科大学の附属病院と総合医療センターを基幹型の臨床研修病院、関西医科大学の香里病院と一般病院を協力型の臨床研修病院さらに関西医科大学のくずは病院と天満橋クリニック・保健所・老人福祉施設などを臨床研修協力施設として、研修に必要な病院群を形成しています。

研修の開始時期を将来に進む診療科にこだわらずに多くの診療科をローテーションします。もしくは将来専門とする診療科を決めた上でその診療科を中心にローテーションしていくことで医師としての基本的な診療能力獲得と人格の涵養を目的としていきます。

研修プログラムは附属病院プログラム・附属病院小児科プログラム・附属病院産婦人科プログラムに分かれます。

附属病院・自由選択プログラム

1年次は内科24週、救急科12週、麻酔科8週、外科系4週の合計48週。

2年次は外科4週、地域医療4週、精神科4週、小児科4週、産婦人科4週、自由選択28週の合計48週。

附属病院・将来専門とする診療科で研修を行うプログラム

1年次は将来希望をする診療科12週、内科24週、救急12週の合計48週。

2年次は地域医療4週、麻酔科8週、外科系4週、外科4週、精神科4週、小児科4週、産婦人科4週、自由選択28週の合計48週。

脳・心・末梢血管病コース

1年次は内科24週、救急12週、麻酔科8週、外科系4週の合計48週。

2年次は外科4週、地域医療4週、精神科4週、小児科4週、産婦人科4週、循環器内科・心臓血管外科・末梢神経外科・脳神経内科・脳神経外科・血液膠原病内科・放射線内科の7科×4週=28週。合計48週。

小児科重点プログラム

1年次は小児科12週、内科24週、救急科12週の合計48週。

2年次は地域医療4週、麻酔科8週、外科系4週、外科4週、精神科4週、産婦人科4週、自由選択20週の合計48週。

産婦人科重点プログラム

1年次は小児科12週、内科24週、救急科12週の合計48週。

2年次は地域医療4週、麻酔科8週、外科系4週、外科4週、精神科4週、小児科4週、自由選択20週の合計48週。

出典:関西医科大学卒後臨床研修センターHP

部活動

関西医科大学の部活動を紹介します。体育会系と文化会系に分かれます。部活動は忙しくまた厳しい勉強の気分転換にもなります。また将来の同志を作ることのできる機会でもありますので可能な限り参加をしておいた方が無難といえます。

体育系はワンダーフォーゲル部・剣道部・軟式テニス部・硬式テニス部・柔道部・空手部・バレーボール部・サッカー部・バトミントン部・スキー部・卓球部・弓道部・陸上競技部・ラグビー部・準硬式野球部・男子バスケットボール部・ゴルフ部・水泳部・ヨット部・カヌー部などがあります。

文化系はフォークソング部・軽音楽部・茶道部・医学英語研究会・混声合唱団・ライフサポートクラブ・東洋医学研究会・学生雑誌編集部・ダンス部などがあります。写真部と社会医学研究部は休止中です。

出典:関西医科大学HP

連携病院

関西医科大学の連携病院を紹介します。

大阪医療センター(大阪市中央区法円坂)
JCHO大阪病院(大阪市福島区福島)
浅香山病院(堺市今池町)
大阪回生病院(大阪市淀川区宮原)
大阪暁明館病院(大阪市此花区西九条)
上田病院(大阪府豊中市奈島)
上山病院(大阪府寝屋川市秦町)
大阪府立精神医療センター(大阪府枚方市宮之阪)
生野中央病院(大阪市生野区中川)
泉大津市立病院(泉大津市下条町)
石切生喜病院(大阪府東大阪市)
藍野花園病院(茨木市花園)
愛泉会病院(守口市藤田町)
青葉丘病院(大阪狭山市東池尻)
愛仁会リハビリテーション病院(高槻市白梅町)
池田回生病院(池田市建石町)
足立病院(京都市中京区東洞院通り)
男山病院(八幡市男山泉)
あそかビハーラ病院(城陽市庄内幸町)
宇治川病院(宇治市小倉町老ノ木)

出典:関西医科大学HP

著名な卒業生

須藤昭子氏(ハイチ国立シグノサナトリウム所長)
土田博和氏(フジ虎ノ門グループ会長)

出典:WIKI

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プロフィール
笠浪 真

税理士法人テラス 代表税理士
税理士・行政書士
MBA | 慶應義塾大学大学院 医療マネジメント専攻 修士号

1978年生まれ。京都府出身。藤沢市在住。大学卒業後、大手会計事務所・法律事務所等にて10年勤務。税務・法務・労務の知識とノウハウを習得して、平成23年に独立開業。
現在、総勢42人(R2年4月1日現在)のスタッフを抱え、クライアント数は法人・個人を含め約300社。
息子が交通事故に遭遇した際に、医師のおかげで一命をとりとめたことをきっかけに、今度は自分が医療業界へ恩返ししたいという思いに至る。

医院開業・医院経営・スタッフ採用・医療法人化・税務調査・事業承継などこれまでの相談件数は2,000件を超える。その豊富な事例とノウハウを問題解決パターンごとに分類し、クライアントに提供するだけでなく、オウンドメディア『開業医の教科書®︎』にて一般にも公開する。

医院の売上を増やすだけでなく、節税、労務などあらゆる経営課題を解決する。全てをワンストップで一任できる安心感から、医師からの紹介が絶えない。病院で息子の命を助けてもらったからこそ「ひとつでも多くの医院を永続的に繁栄させること」を使命とし、開業医の院長の経営参謀として活動している。

                       

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