はじめに

宮崎大学医学部では世界を視野に入れた国際感覚を持った医療従事者の育成を目指しています。医学科の研究室配属・クリニカルクラークシップ・英語教育の充実などに特に力を入れています。大学を卒業して社会人になった後でも専門的な分野を深く追究したい・あるいは医学の道を歩みたいなどの方のために医学獣医学総合研究科を設置しています。意欲にあふれた学生に学びを多く提供していきます。

また地域の先進的な取り組みとして、周産期ネットワーク・発達期の脳障害などにも力を入れています。また医療界や行政なども巻き込んだスポーツ医学の啓発も行っています。さらに血液血管医療の臨床・研究活動にも力を入れていきます。

出典:宮崎大学医学部HP

所在地

宮崎大学医学部の所在地は宮崎県宮崎市清武町木原5200にあります。宮崎駅からバス40分・タクシー25分程度かかりそうです。駅から南西の山間部の方に行きます。勉強環境は良さそうもアクセスは少し厳しいかもしれません。

出典:宮崎大学医学部HP

入学金・学費

宮崎大学医学部の学費を紹介します。

1年次は入学金は282000円、授業料は535800円で合計が81万7800円

2年次から6年次は授業料が535800円×5年間=267万9000円

合計が81万7800円+267万9000円=349万6800円

国立大学医学部の学費は基本的にこの額になります。

出典:医学部受験マニュアルHP

偏差値

67.5

近年は65.0と67.5を行き来していますので66程度ということにしておきます。広島大学医学部愛媛大学医学部九州大学医学部長崎大学医学部などがあります。

出典:河合塾医進塾HP

倍率

宮崎大学医学部の倍率を紹介します。

20年度:前期3.4倍、後期16.3倍、公募推薦2.5倍、19年度は同7.3倍、18.4倍、2.9倍。

20年度は19年度に比較すればだいぶ倍率自体は下がっています。ただ難関大学のしかも医学部医学科なので難しいことに変わりはありません。

出典:旺文社HP

医師国家試験合格率

2020年:全体89.2%(全国71位)新卒94.4%(全国59位)既卒63.6%(全国53位タイ)
2019年:全体83.7%(全国74位)新卒85.2%(全国73位タイ)既卒73.3%(全国22位)
2018年:全体87.2%(全国69位タイ)新卒89.2%(全国71位)既卒69.2%(全国30位タイ)
2017年:全体87.7%(全国54位タイ)新卒94.2%(全国34位タイ)既卒27.3%(全国73位タイ)
2016年:全体90.2%(112名出願、112名受験、101名合格、全国50位台半ば程度と思われます)

全体の合格率が90%に届いている年があまりありません。入学時のポテンシャルを活かせていない学生が一部いるのかなという気がします。

出典:医学部受験ラボHP

歴史

宮崎大学医学部の歴史を紹介します。

昭和49年6月:宮崎医科大学の設置
昭和49年7月:第1回の入学式を行う、開学記念式典の開催
昭和52年4月:医学部附属病院を設置
昭和52年10月:医学部附属病院の開院と開院記念を行う
昭和54年2月:医学部附属病院の病床を320床から440床に増加
昭和54年6月:医学部附属病院の病床を440床から600床に増加
昭和55年3月:第1回の卒業式を行う
昭和55年4月:大学院医学研究科を設置
昭和59年6月:宮崎医科大学の開学10周年記念式典を行う
昭和62年10月:医学部附属病院の開院10周年の記念式典を行う
平成2年6月:医学部附属病院の救急部を設置
平成6年5月:医学部附属病院の医療情報部を設置
平成6年10月:宮崎医科大学の開学20周年の記念式典を行う
平成9年11月:医学部附属病院の開院20周年の記念式典を行う
平成10年4月:医学部附属病院の病理部を設置
平成14年10月:医学部附属病院のリハビリテーション部を設置
平成15年4月:大学院医学研究科医科学専攻修士課程を設置
平成15年10月:旧宮崎大学と宮崎医科大学を統合して新制の宮崎大学が誕生
平成16年4月:国立大学法人宮崎大学医学部を設置
平成20年4月:医学部附属病院の総合周産期母子医療センターを設置
平成24年4月:ドクターヘリの運航を開始
平成25年3月:医学部附属病院救命救急センター棟を設置
平成26年4月:医学部附属病院でドクターカーの運航を開始

出典:宮崎大学医学部HP

特徴

宮崎大学医学部医学科は宮崎の地域医療に貢献ができて、国際的にも活躍できる医師及び医学研究者の育成を目指しています。医学科の卒業生は医師としてまた医学研究者として幅広い分野で活躍しています。そこで医学の発展及び社会福祉の向上に努めていきます。

医学部の使命は地域においての医学や医療の中心的な役割を果たすと同時に、進歩した医学や看護学を修得して人命尊重を最優先に、医の倫理に徹した人格の高い医師や医学者を育成していきます。国内外の医学及び看護学の水準向上と社会福祉に貢献をしていくことを使命としています。

授業が面白い、他学部よりも設備が恵まれている、学生へのサポートはしっかりとしている、先生と生徒の距離が近い、福岡に行くのも大変、狭いコミュニティ、アクセスが不便などの学生の意見があります。先生や周りのサポートはしっかりとしているも立地的には少し厳しいかなという気がします。都市に憧れている方は外した方がいいかもしれません。

出典:宮崎大学医学部HP

カリキュラム

宮崎大学医学部医学科のカリキュラムを紹介します。

1年次は教養科目、語学、医学医療概論、地域社会と医療、生命科学入門、発生学、細胞生物学、医学英語Ⅰ、学内早期体験実習、肉眼解剖学Ⅰ、組織学総論などを学びます。

2年次は地域医療学、早期体験医療体験実習、臨床倫理基礎論、生命科学展望、肉眼解剖学Ⅱ、組織学各論、統合生理学、医科生理学、医科生化学、機能生化学、薬理学、免疫生体防御学、環境中毒学、酵素と生体などを学びます。

3年次は医学英語Ⅱ、病理学、微生物学、寄生虫学、公衆衛生学、公衆衛生学実習、法医学、神経科学、研究室配属、放射線医学入門、薬剤処方東洋医学、循環器学、消化管、歯科口腔外科学、膠原病と感染症、神経運動器脊椎などを学びます。

4年次は医学英語Ⅲ、呼吸器、肝胆膵、腎尿路、内分泌代謝、血液、新生児小児科学、生殖医学、精神医学、皮膚科学、眼科学、耳鼻咽喉頭頸部外科学、リハビリテーション医学、臨床遺伝学、救急治療と急性期の生体管理、臨床腫瘍学、老年医学と緩和治療、総合医学と臨床診断学・共用試験などを行います。

5年次はクリニカルクラークシップⅠ、6年次はクリニカルクラークシップⅡ、卒業試験、医師国家試験などを行います。国家試験合格者は卒後臨床研修に入ります。

出典:宮崎大学医学部HP

研修制度

宮崎大学医学部の研修制度を紹介します。自主デザイン研修プログラム・小児科研修重点プログラム・産婦人科周産期研修重点プログラムなどがあります。

自主デザイン研修プログラムは1年目に内科6か月、救急科3か月、外科・小児科と自由選択が2か月、精神科に1か月で合計12か月。2年次は地域医療1か月、小児科1か月、産科1か月、自由選択9か月の合計12か月で行います。宮崎大学医学部付属病院と協力型病院で行います。

小児科研修重点プログラムは1年目に小児科3か月、内科6か月、救急科3か月で合計12か月。2年目に外科2か月、精神科1か月、地域医療1か月、産科1か月、自由選択3か月、小児科4か月の合計12か月で行います。基本的に2年間を宮崎大学医学部付属病院で行います。また協力型病院の研修を希望する方はそちらで行うことも可能になっています。

産婦人科周産期研修重点プログラムは1年目に産科3か月、内科6か月、救急科3か月で合計12か月。2年次に外科2か月、精神科1か月、地域医療1か月、小児科1か月、自由選択3か月、産科4か月で行います。基本的に2年間を宮崎大学医学部付属病院で行います。また協力型病院の研修を希望する方はそちらで行うことも可能になっています。

出典:宮崎大学医学部付属病院卒後臨床研修センターHP

部活動

宮崎大学医学部の部活動を紹介します。体育会系と文化会系とがあります。

体育会系は柔道部、剣道部、弓道部、空手道部、準硬式野球部、ソフトボール部、バレーボール部、バスケットボール部、サッカー部、硬式テニス部、ソフトテニス部、卓球部、バドミントン部、ワンダーフォーゲル部、水泳部、モータースポーツ部、ラグビー部、ヨット部、漕艇部、ゴルフ部、ウインドサーフィン部、陸上競技部、ビリヤード部、居合道部、ボクシング部などがあります。

文化会系は室内学部、合唱部、国際保健医療研究会、軽音楽部、生物部、マイコン部、聖書研究会、茶道部、ヒューマンフォーラム、演劇部、写真部、漢方医学研究会、医学英語研究会、宮崎メディカルサークル、美術部、すずかけ太鼓などがあります。

出典:宮崎大学医学部HP

連携病院

宮崎大学医学部の連携病院を紹介します。

県立宮崎病院(宮崎県宮崎市北高松町)
県立延岡病院(宮崎県延岡市新小路)
宮崎善仁会病院(宮崎県宮崎市新別府町江口)
都城市郡医師会病院(宮崎県都城市太郎坊町)
小林市立病院(宮崎県小林市細野)
宮崎市郡医師会病院(宮崎県宮崎市大字有田)

出典:日本救急医学会・救急医を目指す君へ

著名な卒業生

宮崎大学医学部の主な卒業生(開業医)の方をを紹介します。

新名克彦氏(心臓外科医・にいな鶴町クリニック院長)
織田宗太郎氏(精神神経科医・おりたメンタルクリニック院長)
高羽秀典氏(泌尿器科医・高羽クリニック院長)
尾田篤実氏(泌尿器科・皮膚科医・おだクリニック院長)
杉原暁美氏(小児科医・すぎはら小児科・アレルギー科院長)

出典:病院検索ホスピタ

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プロフィール
笠浪 真

税理士法人テラス 代表税理士
税理士・行政書士
MBA | 慶應義塾大学大学院 医療マネジメント専攻 修士号

1978年生まれ。京都府出身。藤沢市在住。大学卒業後、大手会計事務所・法律事務所等にて10年勤務。税務・法務・労務の知識とノウハウを習得して、平成23年に独立開業。
現在、総勢52人(令和3年10月1日現在)のスタッフを抱え、クライアント数は法人・個人を含め約300社。
息子が交通事故に遭遇した際に、医師のおかげで一命をとりとめたことをきっかけに、今度は自分が医療業界へ恩返ししたいという思いに至る。

医院開業・医院経営・スタッフ採用・医療法人化・税務調査・事業承継などこれまでの相談件数は2,000件を超える。その豊富な事例とノウハウを問題解決パターンごとに分類し、クライアントに提供するだけでなく、オウンドメディア『開業医の教科書®︎』にて一般にも公開する。

医院の売上を増やすだけでなく、節税、労務などあらゆる経営課題を解決する。全てをワンストップで一任できる安心感から、医師からの紹介が絶えない。病院で息子の命を助けてもらったからこそ「ひとつでも多くの医院を永続的に繁栄させること」を使命とし、開業医の院長の経営参謀として活動している。

                       

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