はじめに

日本大学医学部の教育研究上の目的は医学を履修する方の社会的な責務を自覚して常に自らが考えて研鑽して豊かな知識や教養に基づいて社会に貢献をしていく高い人間力を有していく医師を育てていきます。さらに高い倫理観を有すること・論理的で批判的な思考力を有することそして世界に発信ができる学際的な視野を持った研究者・さらに豊かな個性を引き出して次世代的なリーダーを育成していく熱意ある教育者の育成を目的としていきます。

また自ら学ぶ・自ら考えていく・自ら道を開いていくという姿勢を育んでいきます。そこで教育理念で「醫明博愛」を実践していく資質と能力を身に着けていきます。所定の単位を修得した学生に卒業を認定していきます。またそのような方に学位を与えていきます。

住所

日本大学医学部の本社所在地は東京都板橋区大谷口上町30-1にあります。東武東上線大山駅から徒歩15分程度・また池袋駅からバスで25分程度です。池袋駅からだと同じくらいの時間で着きます。都心に近いので特に新宿・豊島・練馬・板橋・北・和光・朝霞・新座辺りに在住をしている方は通いやすいかもしれません。

入学金・学費

入学金

1,000,000円

初年度学費総額

6,350,000円

2年目以降学費総額(年間)

5,350,000円

6年間学費総額

33,100,000円

別途その他諸経費(翠心後援会会費等、6年間合計280,000円)あり。

出典:日本大学医学部HP

偏差値

67.5

出典:河合塾医進塾HP

医師国家試験合格率

84.3%

※2019年度 医師国家試験合格率

※新卒者の医師国家試験合格率

歴史

1925年:日本大学専門部医学科開設・修業年限4年で総定員600名

1929年:医学科第1回生卒業を輩出

1931年:専門部医学科を5年制

1935年:板橋附属病院を開院

1945年:戦火によって付属板橋病院全焼

1950年:附属准看護婦養成所を開設

1956年:大学院医学研究科を設置

1963年:附属駿河台病院新築落成開院

1964年:医学部入学定員を100名に増員

1971年:医学部入学定員を120名に増員

1974年:医学部の体育館の落成

1976年:付属の稲取病院を開設

1980年:医学部附属看護専門学校設置

1984年:医学部放射線診療棟落成

1985年:医学部創設60周年記念

1989年:医学部入学定員を100名に減員

1991年:付属練馬光が丘病院開院

1991年:RI研究棟落成

1993年:附属板橋病院が特定機能病院

1995年:大学院医学研究科に改組

1997年:オーダリングシステムの導入

2002年:稲取病院を医療法人康心会へ経営移管

2012年:練馬光が丘病院を閉院

2014年:駿河台日本大学医院から日本大学病院に新築移転

特徴

  1. クリニカルクラークシップ(診療参加型実習)の導入を行っています。4年時後半からの臨床実習は医療チームの一員として診療業務を分担していきます。教員の指導の下で一定範囲の医療行為を行っていく診療参加型実習のスタイルで行っていきます。診療参加型実習は患者に接していきながらも基本的な臨床の技能・現場での思考法さらに態度を含めた医師としての能力を総合的に学んで実践的な実力を身に着けていきます。
  2. 医学英語教育を重視しています。1年時から6年次までを一貫した医学英語教育を実践しています。実践的な英語を使って行く医師の育成を念頭にしていきます。卒業時に英語の医学文献を読めること・英語で医療面接ができるという2つのスキルを身に着けていくことを目標としています。
  3. 自由選択学習を取り入れています。6年次の自由選択学習は全講座があらかじめ設定をした100以上の学外や海外の病院での実習を希望をしていく学生に認めていく制度となっています。学生の知的好奇心を十二分に満たして自主的に学習に取り組んでいく姿勢を醸造していくことを目指しています。
  4. PBLテュートリアル学習を行っています。症例に基づいて問題解決型のチュートリアル教育を2年から4年次の臨床医学・社会医学の授業に導入をしています。知識の伝達型の学習と異なって学生主体の医学的な教育法となっています。問題発見能力・問題解決能力・自学自習の態度・習慣や人とのコミュニケーションなどの知識の獲得だけでなく医師として生涯にわたって学修を続けていくことのできる生涯学習者の姿勢を身に着けていきます。

カリキュラム

出典:日本大学医学部HP

日本大学医学部のカリキュラムは豊かな個性を引き出して次世代のリーダーを育成していく熱意ある教育者の育成の教育目標として掲げています。この教育目標に基づいて「従来の講義を聞いて覚えていく」という受け身の教育から「生徒が自ら考えて行動をしていく」という自己開発型の教育の方にシフトしていきます。6年間を通して一般教養・基礎医学・臨床医学を総合的に学んでいきます。社会性・人間性・倫理観・生涯学習を己に課することのできる資質を育んでいく全人的な教育を行っていきます。

1年次

一般教育科目と基礎医学の融合を図っていきます。様々な角度から基礎医学の理解を深めていきます。高学年の臨床医学を学んでいく上での必要な知識をつけていきます。さらに自主創造の基礎1・2で場面に応じたコミュニケーションの理解を学んでいきます。介護・福祉・接遇などに関わる専門家の指導を受けて医学生としての誠実な態度に基づいていく他者とのかかわりの重要性を学んでいくプログラムを実施しています。

2年次

基礎医学を中心に学んでいきます。本格的な医学を学んでいくための土台作りをしていきます。講義・実習・演習を組み合わせていくことで効果的に学習を進めていくことでPBLチュートリアルの基礎を学んでいきます。

3年次から4年次前半

PBLチュートリアルを通しての臨床医学を学んでいきます。そこで4年時後半から始まっていく臨床実習に備えていきます。臨床医にとって基本となる問診や診療技術を十分に身に着けていきます。患者の方の身体を1人で診ることのできるレベルまで到達していくことを目標としています。共用試験でその到達度をチェックしていきます。

4年時後半から5年次

主に臨床実習になります。医療チームに所属して診療業務を担当していきます。また教員の指導の下で一定範囲の医療行為を行っていく診療参加型実習の形式で進めていきます。学生医と呼ばれていて患者に接していきながらも基本的な臨床技能や現場での思考法さらに態度までを含めた医師としての能力を総合的に学んでいきます。そこで実践的な実力を身に着けていきます。

6年次

自由選択学習を組み込んでいます。自身の知的好奇心に基づいていく興味や創造力をかきたてていきます。学問の面白さや発見・再認識していく学生本位のカリキュラムを実施していきます。意欲があれば海外施設で学んでいくことができます。また選択臨床実習を通して学内施設に限らずに関連病院をはじめとしての学外施設での実習を通して地域医療の現場を経験していきます。臨床実習の到達状況をOSCEというもので評価していきます。最後に6年間の総まとめを総合講義という形で行っていくことで知識の再確認を行っていきます。応用力のある幅広い問題解決能力を身に着けていきます。

研修制度

日本大学医学部の研修制度は初期研修と後期研修に分かれます。

初期研修は医師としての人格を涵養すること・そして専門に関係なく医学や医療の社会的なニーズを認識しつつも日常生活で頻繁に遭遇する病気や病態に適切に対応していきます。プライマリーケアの基本的な診療能力を身に着けていきます。研修医の自主性と主体性を尊重していくプログラムになっています。このプライマリーケアに関する研修から後期研修や将来の専門領域への速やかな移行と継続性が確保されているものと考えています。研修終了後の専門科目は研修中に自らの経験で選択していくべきであると考えています。専門の進路が明らかな専門医は専門家の指導医と相談、将来の専門領域に必要なプライマリーケアを研修します。

前期研修では内科・救急科・外科・小児科・産婦人科・精神科・地域医療が必須項目。内科・消化器内科・循環器内科・消化器外科・救急科・整形外科・泌尿器科・脳神経外科・心臓血管外科・呼吸器外科・耳鼻咽喉科・眼科・麻酔科・小児科・皮膚科・乳腺内分泌外科・産婦人科・精神科・放射線科・病理科・臨床検査科・地域医療などとなっています。

一方後期研修では教育目標である良き研修医と優れた医学研究者の育成を目指していきます。各診療科で研修プログラムが実施されています。初期研修でのプライマリーケアの習得で後期臨床研修の基礎となる知識を作っていきます。そこを基礎にして将来の専門分野を考慮した専門家の選択を行っていきます。

後期研修では学内研修及び60近い関連病院への出張を行っていくことで臨床能力の向上を目指していきます。また大学での研究や教育に従事していく場合には臨床医として開業もしくは病院の勤務など様々な形を想定した研修を行っていきます。

各専門科で専門医や認定医を取得できます。また希望によっては大学院の進学などの学位も取得できます。さらに医療に対する高い倫理性の習得も重要課題に上がります。後期研修では専修医制度というのがあります。初期研修修了後10年までを専修医・その後は専修医を指導していく専修指導医という地位を得ることができます。

部活動

日本大学医学部の部活動は体育系と文化系に分かれています。以下でどのような部活動があるのかを紹介していきます。

運動部

硬式テニス部・軟式テニス部・バトミントン部・卓球部・バレーボール部・バスケットボール部・ゴルフ部・サッカー部・ラグビー部・アメリカンフットボール部・柔道部・剣道部・空手部・少林寺拳法・弓道部・硬式野球部・軟式野球部・準硬式野球部・ソフトボール部ヨット部・水泳部・スキー部・陸上競技部・馬術部・山岳部・ワンダーフォーゲル部・自動車部があります。

文化部

音楽部・写真部・美術部・合唱部・社会医療研究会・将棋部・LMC・映画研究会・ME研究会・室内アンサンブル・釣友会・N-MES・演劇部・天文学無線通信・トータルフィットネス・茶道部・医科学研究・ACLS・東洋医学研究会があります。

連携病院・医院

日本大学医学部の提携病院・医院を紹介します。全国に80ほどの提携病院・医院があります。この中でいくつかを紹介します。

  • 東京都立広尾病院(東京都渋谷区)
  • 大森赤十字病院(東京都大田区)
  • 東京都立大塚病院(東京都豊島区)
  • 板橋区医師会病院(東京都板橋区)
  • 赤羽中央総合病院(東京都北区)
  • がん研有明病院(東京都江東区)
  • 東京曳舟病院(東京都墨田区)
  • 謙仁会亀有病院(東京都葛飾区)
  • 東京臨海病院(東京都江戸川区)
  • 公立福生病院(東京都福生市)
  • 横浜中央病院(神奈川県横浜市)
  • 埼玉市民医療センター(埼玉県さいたま市)
  • 川口市立医療センター(埼玉県川口市)
  • 武蔵野総合病院(埼玉県川越市)
  • 国際医療福祉大学市川病院(千葉県市川市)
  • 静岡県立こども病院(静岡県静岡市)
  • 長岡西病院(新潟県長岡市)
  • 日立おおみか病院(茨城県日立市)
  • あしかがの森足利病院(栃木県足利市)
  • 千曲中央病院(長野県千曲市)

東日本各地に提携病院・医院があります。

著名な卒業生

日本大学医学部の主な卒業生を紹介します。

  • 安藤高夫氏(医療法人永生会理事長・政治家)
  • 天野篤氏(順天堂大学病院院長)
  • 高山忠利氏(消化器外科の専門医)
  • 堀江孝至氏(太田西ノ内病院理事長)
  • 原中勝征氏(元日本医師会会長・上記安藤氏と近い)

ご相談・お問い合わせ

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プロフィール
笠浪 真

税理士法人テラス 代表税理士
税理士・行政書士
MBA | 慶應義塾大学大学院 医療マネジメント専攻 修士号

1978年生まれ。京都府出身。藤沢市在住。大学卒業後、大手会計事務所・法律事務所等にて10年勤務。税務・法務・労務の知識とノウハウを習得して、平成23年に独立開業。
現在、総勢42人(R2年4月1日現在)のスタッフを抱え、クライアント数は法人・個人を含め約300社。
息子が交通事故に遭遇した際に、医師のおかげで一命をとりとめたことをきっかけに、今度は自分が医療業界へ恩返ししたいという思いに至る。

医院開業・医院経営・スタッフ採用・医療法人化・税務調査・事業承継などこれまでの相談件数は2,000件を超える。その豊富な事例とノウハウを問題解決パターンごとに分類し、クライアントに提供するだけでなく、オウンドメディア『開業医の教科書®︎』にて一般にも公開する。

医院の売上を増やすだけでなく、節税、労務などあらゆる経営課題を解決する。全てをワンストップで一任できる安心感から、医師からの紹介が絶えない。病院で息子の命を助けてもらったからこそ「ひとつでも多くの医院を永続的に繁栄させること」を使命とし、開業医の院長の経営参謀として活動している。

                       

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