はじめに

昭和大学医学部は昭和・平成と多くの医師を社会に送り出してきました。令和になっても継続していかなければなりません。プロフェッショナル・コミュニケーション・患者中心とチーム医療・専門的実践能力・社会貢献・自己研鑽・アイデンティティの7つを卒業時につけていきます。プラス国際性が養われるように海外の大学や医療機関で研修ができる機会を設けています。

特に人間性豊かな患者中心の医療を実践していくためにはプロフェッショナリズムの涵養が極めて重要であると思われます。プロフェッショナリズム教育を最大のポイントに置いています。

住所

昭和大学医学部の所在地は東京都品川区旗の台1-5-8にあります。旗の台キャンパスがメインです。医学部・歯学部・薬学部の2年生から6年生までが学びます。

入学金・学費

昭和大学医学部の入学金や学費は以下のようになります。

入学金

1,500,000円

授業料

18,000,000円

1年次から6年次まで各300万円。300万円×6年間=1800万円

施設維持費

7,500,000円

2年次から6年次まで各150万円。150万円×5年間=750万円

その他の費用

827,000円

1年次の富士吉田キャンパスの生活費が寮費40万円・食費40万円・寝具類2万7000円で82万7000円

6年間学費総額

27,820,000円

150万円+1800万円+750万円+82万7000円=2782万7000円

私立医学部の中では安い方になります。

入試成績の上位者には特待生制度で初年度の授業料が最大300万円の免除になります。

出典:昭和大学受験生サイト

偏差値

67.5

私立医学部の中では標準よりも高めになっています。

出典:河合塾医進塾HP

医師国家試験合格率

昭和大学医学部の医師国家試験合格率を年ごとに比較していきます。

2019年:全体91.1%(全国38位タイ)新卒97.4%(全国8位タイ)既卒0.0%(全国79位タイの最下位)
2018年:全体93.3%(全国26位タイ)新卒100.0%(全国1位タイ)既卒55.6%(全国58位タイ)
2017年:全体87.8%(全国53位タイ)新卒92.3%(全国46位タイ)既卒22.2%(全国75位タイ)
2016年:全体91.7%(全国40位タイ)新卒95.6%(全国33位)既卒28.6%(全国73位タイ)

全体でみるとほぼ真ん中かほんの少し上程度なので大学入試の難易度と比較すると可もなく不可もなくという感じでしょうか。ただ新卒は優秀・既卒が大苦戦と顕著です。特に2018・19の2年間の新卒はトップ10、19年は100%の全員合格と大健闘です。大学のカリキュラム・指導方針がしっかりしているという裏付けになります。ただ既卒になってしまうとほとんど合格できなくなっています。一部の生徒はモチベーションがやや落ちてしまうのかもしれません。

出典:医学部受験ラボHP

沿革

昭和大学医学部の歴史を紹介します。

1928年:昭和医学専門学校を開校

1946年:昭和医科大学を設置

1951年:昭和医科大学附属看護婦専門学校が認定を受ける

1955年:昭和医科大学を6年生の医科大学に変更

1964年:昭和医科大学を昭和大学に名称を変更

1965年:富士吉田に1年男子学生の全寮制校舎が完成

1967年:同様に女子寮も完成

1969年:大学院薬学研究科修士課程設置

1972年:昭和大学附属烏山病院高等看護学校設置

1973年:烏山病院高等看護学校第一看護学科設置

1975年:藤が丘に附属病院を設立

1978年:医学部附属高等看護学校を医学部附属看護専門学校に名称を変更

1982年:豊洲に附属病院を設立

1984年:富士吉田校舎の実習棟竣工

1990年:附属藤が丘リハビリテーション病院竣工・開院

1994年:附属烏山高等看護学校を附属烏山看護専門学校に名称を変更

2006年:豊洲クリニック開院

2013年:昭和大学発達障害医療研究センターを開設

2014年:江東豊洲病院を開院

2019年:創立90周年の記念式典を行う

出典:昭和大学医学部HP

概要・教育目標

昭和大学医学部の教育目標は以下のようになります。

至誠一貫の精神のもとで真心と情熱を持って医学と医療の発展を実践できる知識・技能及び態度と習慣を身に着けていきます。

問題を的確にとらえて主体的に対応して解決する能力を身に着けていきます。

知識・技能・態度・習慣などを客観的に評価して日々研鑽をしていく能力を身に着けていきます。

共学する歯学・薬学・保健医療学部の学生などとの交流を通して、広い教養と豊かな人間性を身に着けていきます。

医学や医療の国際化に対応できる能力を身に着けていきます。

研究分野の発展に貢献できる創造力を身に着けていきます。

人間性豊かな患者中心の医療を実践していく教育をしていきます。

優れた専門的な能力の育成を行います。

学部連携チーム医療教育の推進を行います。

出典:昭和大学医学部HP

カリキュラム

昭和大学医学部のカリキュラムは医学とは何かをまず学びます。専門科目・実習・病院実習に至るまで基礎から臨床までの一貫性のある科目構成で医学生としての求められる知識・技術・こころを身に着けていきます。優れた教授陣と恵まれた教育と研究施設に加えて他の学部と連携した科目や実習などの本学ならではの総合的なカリキュラムとなります。

1年次

1年次は医学とは何かを身を持って知って豊かな人間性を養っていきます。医療と福祉施設の現場を小さなグループに分かれて見学と体験をします。現場で働く医師・看護師・医療スタッフそして患者を自分の目で見ていくことを通して学習への意欲を高めていきます。方式はグループ形式で見学ポイントや目的を整理していきます。グループワーク形式で一人一人が問題意識を持つとともにコミュニケーション能力を身に着けていきます。2年次から始まる専門科目に向けた貴重な体験学習を行います。

2年次

2年次は人体の組織と生理を理解して基礎医学の領域を学びます。病気や痛みを理解していくためにはまずからだの正常な働きを理解していく必要があります。2年次から始める基礎医科学の中の人体の構造と機能・微生物学・生化学・病理学・薬理学などの病気の診断と治療を行っていく上では重要な基礎医学を学びます。また組織学実習では上皮・筋・神経・臓器や器官といった体の組織について顕微鏡を観察していきます。細胞組織をスケッチしながらそれらの細胞組織をスケッチしながらそれらを特徴的な機能について理解していきます。

3年次

3年次は人間の病気と障害への理解を深めて基礎医学から臨床医学へと進んでいきます。患者さんの行動を考えていきます。大学病院よりも地域の病院に行く方が大半です。そのような地域医療のことを考えていきます。プライマリーケアを学ぶ上ではとても重要なことです。地域医療実習は大学外の実習を行って自らで医療活動を体験します。その体験を基に考えていくという課程を踏んでいきます。診療所の役割と在宅医療の現状そして患者さんや看護師とのコミュニケーション能力を学ぶ実習です。医師としての地域医療や保健を実践していくために必要な知識と態度を学んでいきます。

4年次

4年次は患者さんと病気を中心に据えて多彩な実習を診断と治療を把握していきます。4年次の治療系の実習に進みます。後期に行う臨床実習に向けた基本手技を身に着けていく場といえます。清潔操作と一次創傷処置・一時救命の処置を基本手技について理解していきます。模型を使って6・7人の小グループに分かれてそれぞれの実習をローテーションで回ります。各付属病院の教員がスキルスラボや医療現場を実習を行っています。これまでに学んだ知識とアウトプットして自分の実践的な課題を見つける貴重な実習となります。

5年次

5年次はいよいよ臨床実習です。昭和大学病院・昭和大学藤が丘病院・横浜北部病院で実習を行います。内科・外科・病理・社会医学などの各科の指導教授の下で患者さんと接しながら臨床医学のすべての分野を学んでいきます。また実習に即した臨床講義や総合講義を土曜日に行います。また救急車に乗って救急医療の実習を行います。病院の搬送業務や救急措置を立ち会います。救急隊員や病院の連携とチーム医療を大切さをします。

6年次

6年次は診療参加型臨床実習を行います。付属病院の各科をはじめとして国内外の他大学や医療機関などの希望する先で臨床実習の実践を行います。夏休み明けから10月までの集中講義によって臨床医学・社会医学の総まとめを行っています。国家試験に備えた6年間の集大成を行います。

出典:昭和大学医学部HP

研修制度

医師としての人格と専門分野にかかわらず医学と医療のはたすべき役割を認識しつつ、頻繁にかかわる負傷や疾病に適切な処置をできるようになること・すなわち基本的な診療能力を身に着けていかなければなりません。

昭和大学の前期卒後研修は知識・技術・情報収集・態度・判断力などの基本的な診療能力を有していくことを目標にしていきます。ここでは気軽に相談ができるような医療体制・プライマリーケアを中心にして専門医を目指していくための前段階としての臨床研修を行っていきます。また知識や技術の習得だけでなく医師としての倫理・安全管理・チームとしての協調性・患者やそのご家族の方とのコミュニケーション能力などを磨いていきます。医師としての総合力を身に付けられるような研修を行っていきます。

また後期研修は昭和大学病院・昭和大学付属東病院・藤が丘病院・藤が丘リハビリテーション病院・横浜市北部病院・江東豊洲病院・烏山病院の7つの附属病院と多くの学外研修病院がグループを作って後期臨床研修医・専攻医研修などを行っています。臨床研修を修了して質の高い専門医になるために高い診療能力を持つこと・最新の設備を持つ施設と地域医療を経験できるような施設も含めて幅広い研修を行っていきます。また内科や外科などでは専門医研修によって深い領域を研修していくサブスペシャル領域においても専門の診療科が優れた研修環境とプログラムを用意しています。

各診療科で専門医取得のための幅広く最新の研修環境を整えていきます。ぜひ向上心のある医師の方の応募をお待ちしています。

出典:昭和大学医学部HP

部活動

昭和大学医学部の部活動はかなり盛んです。医療系大学にしては盛んな活動になっています。1年次に複数のクラブに入る・2年次以降には最も自信のあるクラブで活動するという生徒もいます。医学部の勉強と部活動を両立できる生徒はとても素晴らしいです。

運動部はバスケットボール部・水泳部・軟式テニス部・バレーボール部・フィギュアスケート部・卓球部・ハンドボール部・アイスホッケー部・弓道部・柔道部・山岳部ワンダーフォーゲル部・ゴルフ部・剣道部・バトミントン部・空手部・アマチュアボクシング部・アルティメット部・少林寺拳法部・ボウリング部・ソフトボール部・陸上競技部・スキー部・フットサル部・サッカー部・サーフィン部・自動車部・ラグビー部・応援指導部・ダンス部・硬式野球部・自転車競技部・馬術部・準硬式野球部・硬式テニス部などがあります。

文化部はグリークラブ・PSM研究会・社会科学研究会・MAS・コンピューター部・茶道部・軽音楽部・手話部・陶芸部・囲碁将棋部・白馬診療部・PMW軽音楽部・演劇部・北岳診療部・ボランティア部・美術部・漢方製薬研究会・救急医療研究部・写真部・歯科医療研究会・華道部・管弦楽団・薬理学研究会・英語研究会・アカペラ部などがあります。

出典:昭和大学医学部HP

連携病院

昭和大学医学部の提携病院を紹介します。

康済会病院(品川区小山)
旗の台レディースクリニック(品川区旗の台)
田園調布中央病院(大田区田園調布)
東京ちどり病院(大田区千鳥)
東京共済病院(目黒区中目黒)
東京医療センター(目黒区東が丘)
駒澤病院(世田谷区駒沢)
下北沢病院(世田谷区北沢)
東京大学医科学研究所附属病院(港区白金台)
メンタルクリニック恵比寿(渋谷区恵比寿南)
日比谷国際クリニック(千代田区内幸町)
三井タワークリニック(中央区日本橋室町)
新宿駅前クリニック(新宿区西新宿)
もちづき耳鼻咽喉科(豊島区目白)
あすかクリニック(中野区中野)
赤羽もり内科腎臓内科(北区赤羽)
駅前つのだクリニック(杉並区阿佐谷南)
同善会クリニック(台東区三ノ輪)
慈雲堂病院(練馬区関町南)
日本鋼管病院(川崎市鋼管通)

出典:昭和大学医学部HP

著名な卒業生

昭和大学医学部の主な卒業生を紹介します。

高須克弥氏(タレント・高須クリニック院長)
岩波明氏(昭和大学付属烏山病院長)

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この記事の執筆・監修はこの人!
プロフィール
笠浪 真

税理士法人テラス 代表税理士
税理士・行政書士
MBA | 慶應義塾大学大学院 医療マネジメント専攻 修士号

1978年生まれ。京都府出身。藤沢市在住。大学卒業後、大手会計事務所・法律事務所等にて10年勤務。税務・法務・労務の知識とノウハウを習得して、平成23年に独立開業。
現在、総勢42人(R2年4月1日現在)のスタッフを抱え、クライアント数は法人・個人を含め約300社。
息子が交通事故に遭遇した際に、医師のおかげで一命をとりとめたことをきっかけに、今度は自分が医療業界へ恩返ししたいという思いに至る。

医院開業・医院経営・スタッフ採用・医療法人化・税務調査・事業承継などこれまでの相談件数は2,000件を超える。その豊富な事例とノウハウを問題解決パターンごとに分類し、クライアントに提供するだけでなく、オウンドメディア『開業医の教科書®︎』にて一般にも公開する。

医院の売上を増やすだけでなく、節税、労務などあらゆる経営課題を解決する。全てをワンストップで一任できる安心感から、医師からの紹介が絶えない。病院で息子の命を助けてもらったからこそ「ひとつでも多くの医院を永続的に繁栄させること」を使命とし、開業医の院長の経営参謀として活動している。

                       

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