はじめに

神経内科の開業医の年収は2000万円程度ではないかと思われます。仕事の厳しさの割には高収入は期待できないかもしれません。関東や関西でニーズが高くなっています。ただ都市部では年収があまり高い傾向にないので平均年収的にはあまりいかないかもしれません。神経内科の医師は全国に5000名程度しかいません。さらに開業医となるとその半数以下になると思われます。そのようなところから年収のデータがあまりないというのも納得かなという気がします。

勤務医の年収との比較

神経内科の勤務医の平均年収はだいたい1500万円程度と言われています。1000万円以下の方が4分の1程度・1000万円から1500万円程度の方が4分の1程度・1500万円から2000万円程度の方が3割程度、2000万円以上の方が2割程度いるのかなという気がします。

神経内科は年収の高い方と低めの方の差が大きく出やすくなっています。やはり経験などによって大きく左右される科なのかなという気がします。

神経内科の場合は医学部を卒業後に研修医を数年ほど経験して勤務医になります。そこから長期間勤務医を続ける方も多くいます。脳神経外科や神経内科は開業がしにくい分野でもありますので勤務医の割合が必然的に多くなるのではないかと思われます。開業医も関東・関西・東海などの都市部に比較的多いのではないかと予想されます。

脳神経外科の地域別の勤務医の年収

年収は北海道などの地方で高く都市部でやや低めになっています。北海道や東北は高齢の医師が多くなっていると思われます。また医師の数が少なく必然的に年収が高くなることは予想できます。半面関東や関西などの都市部では若い医師も多く医師の数も多いので平均的な年収は低くなります。

ただ全国的に考えても地域的な年収差は小さくなっています。むしろ年齢と経験に応じて年収が決まってくるのかなという気がします。

脳神経外科の都道府県別の開業医の年収

都道府県別の開業医の年収自体のデータがないので現在調査中です。そもそも脳神経外科の全国単位の開業医の詳細な年収データも見つかっていません。

ただ医師全体の年収で見ると岩手や宮城などの東北地方が高く、富山や福井などの北陸地方で低めになっています。医師の需要度の高い地域や医師の平均年齢が高くなっている地域の年収が高くなっているのかなという感じがします。

サラリーマンや自営業者などの年収の高い東京・大阪・神奈川・愛知なども決して高い方ではありません。一般人が稼げる地域=医師が稼げる地域という構図は基本的に当てはまりません。

開業にはどうやっても8000万円程度はかかりそう

開業医として病院の勤務医から医院を開業するとなると少なく見積もっても8000万円程度はかかりそうです。また自宅で開業するとなると優に1億円を超えるであろう開業資金を覚悟する必要がありそうです。

神経内科・脳内科の場合は開業へのハードルがかなり高くなります。その面競合が減りそうな感じがしますのでこの辺りは一長一短といえます。

ただ開業してニーズがあるかどうかなどの綿密な実地調査も必要になりそうです。人口密集地の都市部がいいのかもしくはあまり人口のいない競合の少ないところがいいのか。そこで集患ができて採算が取れるのかなどの目算を立てる必要があります。

神経内科の開業のハードルの高さにはまず検査器具が必要になります。血圧測定・X線などはもちろんのこと、脳波測定・CT・MRI・心電図などの脳や心臓の検査器具を一式そろえる必要があります。これらの器具をそろえるだけで数千万円程度の資金が必要であろうと言われています。

そこに医師をサポートする有能な看護師などの専門家も必要になります。脳神経外科だと緊急の患者も少なくないので患者さんの命を守るための最善の方法を即座にできるサポート役の方が必要になります。医師1人の力ではできることが限られてきます。それでも手が下りずに奥さんや姉妹などに受付や会計などの事務を手伝ってもらう必要が出てくるかもしれません。備品だけでなく人的な面での整備をする必要も出てきますのでコスト面もしっかりと考えておく必要があります。

そして開業コンサルタントなどに開業以来を頼むとさらに1000万円程度の資金がかかります。いくらお金があっても足りないかなと思われます。

開業医になると経営者になります。最初は銀行からの借り入れも必要になります。ある程度医院が稼げるようになってもスタッフの給料と借り入れの返済で、開業医自身の報酬がほとんど手元に残らない可能性も高くなります。

勤務医時代と変わらず忙しいにもかかわらず、年収は勤務医時代の数分の1程度もしくはそれ以下になってしまう方も多くいるのではないかと思われます。

実際に都市部の開業医は、開業後2年から数年で医院をたたんでもう一度勤務医に戻ってしまう方も多くいます。

神経内科は他の診療科よりも競争が少なくなりますのでそこまで厳しい状況にはならないまでもやはり開業をするにはかなりの決心と覚悟が必要になります。

神経内科ではどのような病気を扱うのか

神経内科では脳や脊髄、神経、筋肉の病気で記憶や運動能力が落ちているなどの場合にはこの科で受診をすることが多くなります。そこから詳しい症状を特定して整形外科や精神科さらに心療内科さらに耳鼻科や眼科などに回ることもあります。ALS、パーキンソン病、アルツハイマー病、てんかんなどの手術や治療のできる専門界医の方は転職のニーズが高くなります。さらに経営面に自信のある方であれば開業医になっても成功する可能性が高まります。

似たところでは脳神経外科があります。脳神経外科は脳の血流の異常や出血などの可能性の高い場合には手術を行うこともあります。どちらかというと脳神経外科は血流・神経内科は筋肉系の疾患を治療していく科なのかなという気がします。

勤務地は脳神経外科系病院かリハビリテーション病院が主な勤務地になります。最近は医療の多様化によってリハビリテーション病院や療養型病院さらに在宅医療などで治療を望む患者さんも増えてきています。また地域医療としての役割から老健施設や高齢者住宅などの訪問診療なども増加しています。多様な診療方法が行われるようになってきています。

最終的には手術の腕も重要

 

神経内科医師は開業医・勤務医ともに検査や診察をするだけでなく手術の成否が収入に大きく影響するのではないかと言われています。神経内科の患者さんも脳神経外科同様に高齢者の方を中心に重篤な症状を持っている方もいます。ALS、パーキンソン病、アルツハイマー病、てんかんなどの患者も多いので「即」ではないにしても早い時期に手術をしないと生命の危機にさらされている方も多く来ます。それらの方の手術の成否が重要な任務になります。その手術を年間にどれだけ行えるかという体力面と信用面が年収などに大きく影響してくるのではないかと考えています。

また今の医療を持ってしても症状がゆっくりと進行してしまい死に向かっていく病気も実際ながらあります。そこから長期間の入院をしなければならない方も多く出てきます。その方のサポートをしっかりとできるかも脳神経外科の医師の重要なところといえそうです。手術の腕だけが良くても患者さんへの対応の良くない医師の方は本人やご家族の方から敬遠されてしまいます。そのようなところをしっかりと対応できる人間力なども必要になってくるのかなと思われます。

週末医療も含めた患者さんの命を守る神経内科の医師の任務は体力・精神力・判断力・人間力すべてが問われる大変な仕事といえます。半面やりがいもあります。ただ神経内科医を目指す医学部の学生さんは減少しているようです。仕事の難易度と年収が見合わないのかもしれません。それでも医師になるからには神経内科という専門医を目指してもいいのかなという気がします。

 

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