はじめに

東京慈恵会医科大学医学部では医師になっても学び続けなければならないという理念を持っています。それが患者に適切で安全な医療を提供していきます。それが医師・看護師としての在り方であるという考えに基づいています。そのため少人数教育を重視して教育の改善や充実に努めています。21世紀の強い医学と医療を担っていくという強い意志と覚悟を持っている学生を募集しています。

住所

東京慈恵会医科大学医学部の所在地は東京港区西新橋3-25-8にあります。アクセスはJR新橋駅・都営三田線内幸町駅から徒歩10分程度となっています。最も近い駅は都営三田線御成門駅で徒歩数分程度で行くことができます。その他都営大江戸線大門駅・日比谷駅神谷町駅・銀座線虎ノ門駅などからでも徒歩10分程度で行くことができます。都心のほぼ真ん中にありますのでアクセスは抜群です。

また国領キャンパスが東京都調布市国領町8-3-1にあります。京王線国領駅から徒歩10分ほどです。また京王線調布駅・小田急線狛江駅からもバスが出ています。

入学金・学費

入学金

1,000,000円

初年度学費総額

3,500,000円

2年目以降学費総額(年間)

3,800,000円

別途諸経費

  • 入学後に学生会経費10万円(在学期間分)
  • 東京慈恵会医科大学医学科保護者会経費21万円(入会金および在学期間分)
  • 4年次に予定されている「臨床実習開始前の共用試験(CBT、OSCE)」の受験料 (25,000円)
  • 6年次に予定されている「臨床実習終了後の共用試験(Post-CC OSCE)」の受験料(20,000円)

6年間学費総額

22,835,000円

出典:東京慈恵会医科大学医学部HP

偏差値

70

出典:河合塾医進塾HP

医師国家試験合格率

98.2%

※2019年度 医師国家試験合格率

※新卒者の医師国家試験合格率

歴史

東京慈恵会医科大学医学部の歴史を紹介します。

1881年:成医会講習所を京橋に開設します。後の慈恵医大です。また有志共立東京病院を設立

1887年:東京慈恵医院に名称を変更 日本で初めての私立医学専門学校 皇室との結び付きが強くなる。

1903年:東京慈恵医院医学専門学校に名称を変更

1907年:東京慈恵会医院に名称を変更

1908年:東京慈恵【会】医院医学専門学校に名称を変更

1923年:関東大震災で壊滅的な被害を受ける。

1945年:東京大空襲で大きな被害を受ける。学生も疎開などで様々なところで終戦を迎える。

1951年:学校法人慈恵大学に名称を変更

1958年:樋口一成氏が学長に就任 積極的な融資を受けて附属病院の新築を行う。また図書館などの学習施設の拡充も行う。今の「慈恵」の大きな基礎を作る。

1962年:東京慈恵会医科大学附属病院に名称を変更

1980年:創立100周年。高松宮妃喜久子殿下からお言葉を賜る。

1991年:医学部に看護学科を設置。医療だけでなく看護にも力を入れる。

2003年:付属病院で脳血管内治療センターを設置

2006年:脳動脈瘤のステントグラフト手術を専用の手術室で行えるようになる。

2010年:開学130年で卒業生12000名・卒業生の医師は6000名を超える。

病気ではなく病人を診る。医師と看護師は車の両輪という優れた精神を受け継いで医療の現場を重視した実践的な教育を行っています。素晴らしい教育理念ですね。

特徴

東京慈恵会医科大学の特徴・教育目標とは?

  1. 医学を学ぶ・または研究をしていく際の基本的な考え方を身につける。さらに自律的に実践をしていく
  2. 自身の人間性を高めていくこと・そして倫理観や科学的な判断能力を磨いていく
  3. 医学の基本的な知識を習得する
  4. 医学の基本的な技術を習得する
  5. 医師としての適切な態度と行動を身に着けていく

人間・学生として地に足のついた医師になろうという教育理念があるように感じます。

私立医科大の中では学費が安く、医師国家試験合格率も高い

カリキュラム

出典:東京慈恵会医科大学

東京慈恵会医科大学では豊かな人間力とバランスの取れた技術を身に着けて優秀な臨床医になること・さらに研究の目的を理解して深い知識と高度な実験技術を駆使してオリジナルな研究を行うことができる良識のある医師を養成していくことが最大の目標になります。

医学の道を目指すからには医学に必要な基本的知識・技能だけではなく、高度な医学知識や技能・さらにそれだけでなく学ぶ態度や姿勢なども重要になります。良識のある医師になるための準備が必要になります。このような考えに基づいて6年間を通したカリキュラムが組まれています。

特に医学科のカリキュラムは6年間一貫の統合型のカリキュラムで27のコースとそれを取り巻くユニットで構成がされています。順次性を考慮して組み込まれています。

医学総論

医学総論では医学に関する諸問題を学んでいきます。医学・医療・看護・保険・福祉・安全管理などを考えていきます。また医学や医療が自然科学だけでなく人文科学や社会科学などを含んだ総合的な学問であることを学んでいきます。

医学総論では早期臨床実習・福祉体験実習・重症心身障害児療育体験実習・地域子育て支援体験実習・在宅ケア実習・病院業務実習・高齢者医療体験実習・家庭医実習などの様々な実習を組み込んでいます。臨床医になるにしても・大学院などから研究医になるにしてもこの基礎実習を学んでいくことはとても大きなプラスになるという考えに基づいています。

総合教育

総合教育は人文科学・社会科学・数学・日本語を学びます。科目を増やして20名から30名でのゼミ形式で授業を進めていきます。ここでは人間性や倫理的な判断能力を付けていくと同時に患者を1人の人間として見ていくことや文化的・社会的な背景を理解しつつ、それを医療の現場に活かしていけるだけの応用力をつけていけるようにしていきます。

生命基礎科学

生命基礎科学では生命現象を理解していくための自然科学である生物学・化学・物理学を学んでいきます。生命の物理学・生体分子の化学・細胞の生物学を学んでいきます。1年時に自然科学の入門演習を入れています。高校までの基礎知識の不足している分野を補ってほしいという想いがあります。臨床医学を理解していく上での基礎をここで学んでいきます。

外国語

外国語は1年時から4年時まで組み込まれています。1年次で一般英語と初習外国語・2年次以降は一般英語と医学英語があります。英語は少人数形式で学生の能力に適した指導をしていきます。3年次以降は医学の教科書や医学雑誌を教員と共に読んでいきます。臨床場面を想定した医療英会話の実習をしていきます。

基礎医科学

基礎医科学では2年前期で分子生物学・代謝・ホメオスタシス・運動器系の構造と機能・2年後期では人体を構成していく器官系の正常機能と構造を学んでいきます。各器官系の機能を学んでいきながらその器官の肉体的な構造と組織学的な構造を学習できるようにしていきます。

臨床基礎医学

臨床基礎医学では個体を学びます。基礎医科学で学んだ器官の知識を積み上げていきます。人体を器官の融合として学んでいきます。また3年次前期の臨床基礎医学では主に病態・3年時後期の臨床基礎医学では感染症や免疫学を中心に学んでいきます。将来のために問題解決型の授業内容も用意しています。能動的に基礎医学を学んでいくことで学生の論点の抽出・論理力・自己学習・表現力を向上させていくことを目標にしています。

臨床医学

4年次の臨床医学では機能や臓器別の統合講義・病理学実習・基本的臨床技能実習を有機的に組み込んだ統合的なカリキュラムが組まれています。医療面接・診療録作成・身体診察・基本的検査手技・採血・縫合・救急医学・治療総論などを学んでいきます。これらの技能を総合的に理解をしていることが前提になります。この試験をクリアしてはじめて臨床実習に進むことができます。

4年次後期から5年次前期では全科臨床実習と集合教育を行います。これまでの知識や経験を生かして病態・診療・治療までのプロセスを理解していきます。また医療チームに加わって患者さんを中心とした人間関係の関わり方を学んでいきます。臨床の現場を経験していくことで効果的な学習が可能になります。

5年次後期から6年次前期では指導医の監督の下で学生が主体となって患者さんとの関わりを持っていきます。臨床医学を学ぶ診療参加型臨床実習を学んでいきます。内科・外科・小児科・産婦人科・精神科を中心にして他は学生の選択で行っていくことができます。

研究室配属

基礎や臨床医学系の講座さらに総合医科学研究センターなどに配属されます。そこで教員と共に研究活動を行っていきます。自然科学を正しく理解してその現象を解析していくための実験や観察方法を行っていきます。データの信頼性や再現性を考察して結論を出していくことで体験していきます。コースで身に着けた問題解決能力・自己学習方法を身に着けていくことで将来臨床医になった時に役立つ知識になるのではないかと考えています。

その他

その他では医療情報・社会医学・選択実習などがあります。予防医学・先端的な治療・海外の医療などを学べる機会を用意しています。

研修制度

大学全体としては学生実習に力を入れています。臨床現場での知識の向上はもちろんのこと・医療人にふさわしい教養と人間性を備えていくように指導をしていきます。特に医療現場で不可欠なチーム医療を習得してもらうためにノンテクニカルとしてチームステップスの講義や実習を行っていきます。

近年は医療機器の進歩が進んでいて医療機器の操作や管理に対しての高度な知識や技術が必要になります。特に臨床工学部では医療機器の誤った取扱いによる医療事故を未然に防いでいくことが大事になります。学会での専門認定資格の取得・講習会の受講を通して技能の向上をしていくためのスキルアップをしていきます。同時にその知識を医師や看護師などの臨床に携わっている方に情報を還元します。

部活動

東京慈恵会医科大学医学部の部活動は運動部・文化部・同好会に分かれます。学業との両立の中でも多くの学生が部活動を勤しんでいます。実に多くの部活動があります。

運動部

アイスホッケー部・アメフト部・馬術部・バドミントン部・バレーボール部・柔道部・自転車部・剣道部・弓道部・ラグビー部・陸上競技部・サッカー部・山岳部・水泳部・スキー部・相撲部・卓球部・硬式テニス部・軟式テニス部・硬式野球部・軟式野球部・準硬式野球部・ゴルフ部・ハンドボール部・空手部・ヨット部・スキューバダイビング部・ダンス部などがあります。

文化部

美術部・英語研究会・疫学研究会・混声合唱部・オーケストラ・写真部・軽音楽部・心肺蘇生研究会・軽音楽部・ジャズ研究会・囲碁将棋部・演劇部・かるた部などがあります。

同好会は医療工学技術同好会・ぬいぐるみ病院同好会・国際学生交流研究会などがあります。

連携病院

東京慈恵会医科大学の提携医院を紹介します。ただ都内だけで1000程度の病院・医院と提携をしています。ここですべての病院・医院を掲載することはできません。その中の一部の病院・医院を紹介します。

  • 虎の門耳鼻科クリニック(港区虎ノ門)
  • 品川腎クリニック(港区港南)
  • 医療法人社団勝優会・たまち徳栄ビルクリニック(港区芝)
  • 航仁会・西新橋クリニック(港区西新橋)
  • スリープクリニック青山(港区南青山)
  • 金杉橋クリニック(港区浜松町)
  • あたご皮フ科(港区芝大門)
  • 医療法人社団健翠会・白金眼科クリニック(港区白金)
  • 医療法人財団厚生会・古川橋病院(港区南麻布)
  • 医療法人財団順和会・山王病院(港区赤坂)
  • 九段嵐山クリニック(千代田区九段南)
  • グローバルヘルスケアクリニック(千代田区麹町)
  • ホテルニューオータニ診療所(千代田区紀尾井町)
  • 竹橋クリニック(千代田区神田錦町)
  • 医療法人エムズ・クリニックフォア有楽町(千代田区有楽町)
  • 広尾タワークリニック(渋谷区広尾)
  • 南新宿クリニック耳鼻科・小児科(渋谷区代々木)
  • 恵比寿ウエストヒルズクリニック(渋谷区恵比寿西)
  • えびす英クリニック(渋谷区恵比寿南)
  • 道玄坂ふじたクリニック(渋谷区道玄坂)

著名な卒業生

東京慈恵会医科大学医学部卒業の有名人の方を紹介します。

  • 大畠襄氏(東京慈恵会医科大学附属柏病院院長)
  • 山本敏晴氏(国境なき医師団日本理事)
  • 大坪寛子氏(厚生労働省大臣官房審議官)
  • 故名取礼二氏(東京慈恵会医科大学元学長・生理学)
  • 故矢崎芳夫氏(東京慈恵会医科大学元学長・衛生学)
  • 故エフゲニー・アクショーノフ氏(インターナショナル・クリニック院長)

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プロフィール
笠浪 真

税理士法人テラス 代表税理士
税理士・行政書士
MBA | 慶應義塾大学大学院 医療マネジメント専攻 修士号

1978年生まれ。京都府出身。藤沢市在住。大学卒業後、大手会計事務所・法律事務所等にて10年勤務。税務・法務・労務の知識とノウハウを習得して、平成23年に独立開業。
現在、総勢42人(R2年4月1日現在)のスタッフを抱え、クライアント数は法人・個人を含め約300社。
息子が交通事故に遭遇した際に、医師のおかげで一命をとりとめたことをきっかけに、今度は自分が医療業界へ恩返ししたいという思いに至る。

医院開業・医院経営・スタッフ採用・医療法人化・税務調査・事業承継などこれまでの相談件数は2,000件を超える。その豊富な事例とノウハウを問題解決パターンごとに分類し、クライアントに提供するだけでなく、オウンドメディア『開業医の教科書®︎』にて一般にも公開する。

医院の売上を増やすだけでなく、節税、労務などあらゆる経営課題を解決する。全てをワンストップで一任できる安心感から、医師からの紹介が絶えない。病院で息子の命を助けてもらったからこそ「ひとつでも多くの医院を永続的に繁栄させること」を使命とし、開業医の院長の経営参謀として活動している。

                       

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