はじめに

東京医科歯科大学医学部の基本理念は学問と教育の聖地の湯島にあります。医療系の総合大学として知と癒しの匠を創造します。東京から世界へと翼を広げて人々の健康と社会の福祉に貢献をしていきます。

幅広い教養と豊かな人間性さらに高い倫理観と自ら考えて行動して解決していく能力を身に着けていきます。国際性と指導力を備えた人材を育成していきます。

また心と身体を癒していく質の高い医療を地域に貢献をしていくとともに国内及びさらに世界に広めていきます。この理念に基づいて大学の構成員がそれぞれの役割を自覚して自らの使命を果たしていきます。

出典:東京医科歯科大学HP

住所

東京医科歯科大学の所在地は東京都文京区湯島1-5-45にあります。立地場所がよく、都会の中心に位置している。御茶ノ水駅のすぐ北にあります。順天堂大学医学部とすぐ隣です。国立と私立の優秀な医学部が隣り合わせです。

東京医科歯科大学の合格は現状少し難しいかもしれないという方は、私立の順天堂大学医学部を受験するのも悪くなさそうです。ここは親の資産状況にもよりますが、順天堂大学医学部は私立医学部の中では授業料は低い方です。大学教育もしっかりとしていますし卒業後の就職もほぼ問題ありません。確実に優秀な医学部に入学したいというのであれば順天堂大学医学部も決して悪くない選択といえます。

出典:東京医科歯科大学HP

入学金・学費

東京医科歯科大学は国立なので入学金や授業料も私立大学に比べて格段に安くなります。それどころか他の学部とも同額になります。

入学金

282,000円

1年次学費総額

817,800円

2年次以降学費総額

535,800円

2年次から6年次は授業料が535800円×5年間=267万9000円(2021年度以降は642960円になりますので年間に11万円近く上がります。)

6年間学費総額

3,496,800円(2021年度以降はおよそ65万円ほど卒業までの学費が上がります)

6年間で350万円程度ということなので私立医学部の10分の1程度と親の負担が格段に軽くなります。21年度以降は415万円程度になりそうです。ただ私立医学部と比較すると格段に安いということには変わりません。

また研究者養成コース進学生対象奨学金などの奨学金があります。

出典:東京医科歯科大学HP

偏差値

70.0

国立医学部では東大医学部・京大医学部に次ぐ高さといえます。

偏差値は大学受験予備校によっても異なります。比べる基準をどこに置くかで数値が変わってきます。あくまで参考程度ととらえてください。

出典:河合塾医進塾HP

倍率

2019年度医学部の一般入試試験の倍率は4.2倍程度

出典:東京医科歯科大学HP

医師国家試験合格率

2019年:全体96.5%(全国6位)新卒97.2%(全国11位)既卒83.3%(全国7位タイ)
2018年:全体95.3%(全国14位タイ)新卒97.1%(全国17位タイ)既卒60.0%(全国47位タイ)
2017年:全体96.3%(全国5位)新卒97.1%(全国9位)既卒80.0%(全国9位)
2016年:全体94.1%(全国25位タイ)新卒94.8%(全国41位タイ)既卒83.3%(全国10位タイ)

ほとんどの年で95%以上の合格率があります。新卒はこの3年は97%台とかなり高いです。筑波大学医学部同様に好成績で安定しています。

出典:医学部受験ラボHP

沿革・歴史

東京医科歯科大学の沿革を紹介します。

1928年10月:東京高等歯科医学校を設置

1944年4月:東京医学歯学専門学校となり医学科を設置

1946年8月:旧制の東京医科歯科大学を設置

1949年6月:医学部、歯学部附属病院と改称

1951年4月:医学部医学科、歯学部歯学科を設置

1955年4月:大学院(医学研究科・歯学研究科)を設置

1958年4月:市川市国府台に医学及び歯学進学課程

1972年4月:医学部附属臨床検査技師学校を設置

1989年4月:医学部保健衛生学科を設置

1993年4月:大学院医学研究科を大学院医学系研究科に改称、大学院医学系研究科保健衛生学専攻を設置

1995年4月:大学院医学系研究科生体感染制御医科学系専攻博士課程及び大学院医学系研究科保健衛生学専攻博士課程設置

1999年4月:大学院医歯学総合研究科の3つの専攻を設置

2000年4月:大学院医歯学総合研究科の7つの専攻を設置

2001年4月:大学院医歯学総合研究科医歯科学専攻修士課程を設置、大学院保健衛生学研究科の2つの専攻を設置

2004年4月:国立大学法人東京医科歯科大学設置

2013年2月:医疾患バイオリソースセンターを常設センターに変更

2013年4月:再生医療研究センターを設置

2014年4月:脳統合機能研究センターを常設センターに変更

2015年4月:病院統括部を設置

出典:東京医科歯科大学HP

特徴

東京医科歯科大学医学部の特徴は次のようになります。

1:自らで考えることのできるリーダーの育成を目指していきます。医療人は医療の知識や技術を教えるだけではないということです。医療人に求められる倫理観と人を思いやる心を持つこと。幅広い教養と豊かな感性を備えた人間性の涵養を重要な使命ととらえていきます。

2:日本で唯一の医療系の総合大学の大学院大学として、最終目標を優れた研究成果を上げることそしてその成果を医療や国民の健康に還元していくことと考えています。生命現象の基礎を解明していく研究だけでなく、基礎研究の先にある社会貢献つまりは基礎研究の成果をいかに臨床に応用していくかということです。医療を向上させて人々の健康と社会の福祉に貢献できるかということを着目した研究を行っていきます。

3:超高齢化社会を迎えつつある現在は最後まで充実した人生だったと満足してもらえるような人々の健康と福祉に貢献をしていくことです。ここには症状や疾患名にかかわりなく患者さんの社会的そして経済的そして心理的な側面などの様々な状況を考慮しながら個々人に最適な医療を提供するための全人的な医療が求められます。東京医科歯科大学付属病院は研修希望者数・初診患者数が全国でトップというのがそれを裏付けています。それを今後も継続していきながらもさらに患者さんのためになるような医療を展開していきます。

4:設備がとても充実しています。最新の医療機器が設備されているため、日本の医療の最先端に直接目で見て触れて学ぶことができます。また、自己学習がいつでも出来るように図書館が広く、貯蔵されている本や文献の数もとても多いのが特徴です。

出典:東京医科歯科大学HP

カリキュラム

東京医科歯科大学のカリキュラムは以下のようになります。

1年次

外国語・自然科学・社会科学・人文科学などの教養科目を学びます。また医学概論などの医学の基礎を学びます。

2年次

人体構造総論・細胞生物学・神経生理導入・生理学・生命倫理Ⅰ・臨床統計Ⅰ・グローバルコミュニケーションⅠ・組織学・人体解剖学・頭頚部基礎・生化学・分子遺伝学・神経解剖学・神経科学基礎・感染基礎・東洋医学・病理学・研究実践プログラムⅠなどを学びます。

3年次

生命倫理Ⅰ・臨床統計Ⅱ・グローバルコミュニケーションⅡ・東洋医学・腫瘍学・法医学・行動科学・衛生学・公衆衛生学・臨床医学導入・循環器・呼吸器・消化器・体液・泌尿器・内分泌代謝・血液腫瘍・一般外科・神経科学・臨床・骨・関節・脊椎・皮膚・アレルギー・膠原病臨床・感染臨床・頭頚部臨床・地域医療・研究実践プログラムⅡなどを学びます。

4年次

生命倫理Ⅱ・臨床統計Ⅲ・公衆衛生学・生殖発達・救急麻酔・自由選択学習・臨床実習導入・研究実践プログラムⅢなどを学びます。

5年次

臨床実習Ⅰ・研究実践プログラムⅣを学びます。

6年次

臨床実習Ⅱ・包括医療統合教育・研究実践プログラムⅤ・地域医療学習プログラムを学びます。

出典:東京医科歯科大学HP

研修制度

東京医科歯科大学の初期研修制度は将来の医師としての姿を想像してどのような研修をすればいいのか。多くの方は不安があると思います。臨床研修は医師としての第一歩を踏み出す場になります。

臨床研修を行う目的は以下のようになります。

1:臨床研修の基本理念は医師としての人格を涵養して基本的な能力を身に着けていきます。プログラムとしては大学病院と市中病院の1年ずつの研修を行います。三次医療から二次医療までの高度先進治療から一般的な症例や手技などの市中の一般病院で幅広く多数を経験することができます。

2:診療がきちんとできることを目的にしています。中堅の指導医から責任者の方までが丁寧な指導をしていきます。日常診療の基礎から安全安心の医療提供を行っていきます。さらに学術的な意味を高めるような知識の習得や技術を得ることができる研修システムが確立しています。支えていく診療水準を高い水準で保っています。

3:そして将来の進路を決めることです。学生時代にやりたいことと研修を通してやりたいことが異なるということもあります。医学部や研修などの経験や年齢を経て価値観が変わることもあります。また出会いなどの縁や運の要素によって自分のやりたいことが違ってくるなどの要素も出てきます。臨床研修を通していろんな経験をしていくことからこのような選択肢を絞っていっていただければ幸いと考えています。

出典:東京医科歯科大学HP

部活動

東京医科歯科大学の部活動を紹介します。体育系と文化系があります。忙しい学業の合間を縫ってサークル活動に励む仲間も多いです。

体育系はアメリカンフットボール部・弓道部・剣道部・硬式テニス部・硬式野球部・ゴルフ部・サッカー部・柔道部・スキー部・スキューバダイビング部・躰道部・卓球部・水泳部・ソフトテニス部・ダンス部・男子バスケットボール部・女子バスケットボール部・バトミントン部・ハンドボール部・男子バレーボール部・女子バレーボール部・フットサルサークル・ボート部・ラグビー部・陸上部・ワンダーフォーゲル部・ヨット部などがあります。

文化系はお茶の水管弦楽団・混声合唱団・美術部・写真部・茶道部・演劇部・英会話研究会・現在ジャズ研究会・国際学生交流会・ピアノ会・医学研究会・アカペラ・医科歯科プライマリー研究会・囲碁将棋部・天文部などがあります。

出典:東京医科歯科大学HP

連携病院

東京医科歯科大学の提携病院を紹介します。

都立駒込病院(東京都文京区本駒込)
東京高輪病院(東京都港区高輪)
九段坂病院(東京都千代田区九段南)
石川島記念病院(東京都中央区佃)
明治安田新宿検診センター(東京都新宿区西新宿)
要町病院(東京都豊島区要町)
新渡戸記念中野総合病院(東京都中野区中央)
児玉経堂病院(東京都世田谷区経堂)
医療法人社団法人医心会ワタナベ国際病院(東京都杉並区浜田山)
浅草病院(東京都台東区今戸)
東京蒲田医療センター(東京都大田区南蒲田)
東京城東病院(東京都江東区亀戸)
江戸川病院(東京都江戸川区東小岩)
エスエス内科循環器科クリニック(東京都渋谷区広尾)
天王洲内科医院(東京都品川区東品川)
医療社団法人こういち整形外科(東京都目黒区鷹番)
武蔵野赤十字病院(東京都武蔵野市境南町)
南大沢婦人科皮膚科クリニック(東京都八王子市旭町)
医療法人雲水会ふじばし内科(神奈川県横浜市戸塚区名瀬町)
太田総合病院(神奈川県川崎市川崎区日進町)

出典:東京医科歯科大学付属病院医療連携支援センター地域連携室HP

著名な卒業生

東京医科歯科大学の主な卒業生を紹介します。

鎌田實氏(諏訪中央病院名誉院長・日本テレビNews・everyにも出演)
市橋秀夫氏(精神科医・市橋クリニック院長)
三角和雄氏(循環器内科医・千葉西総合医院院長)
内田千秋氏(性感染症内科医・内田医院院長・あおぞらクリニック新橋院長)
水澤英洋氏(東京医科歯科大学医学部付属病院副院長)

出典:WIKI・みんなの大学情報

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プロフィール
笠浪 真

税理士法人テラス 代表税理士
税理士・行政書士
MBA | 慶應義塾大学大学院 医療マネジメント専攻 修士号

1978年生まれ。京都府出身。藤沢市在住。大学卒業後、大手会計事務所・法律事務所等にて10年勤務。税務・法務・労務の知識とノウハウを習得して、平成23年に独立開業。
現在、総勢42人(R2年4月1日現在)のスタッフを抱え、クライアント数は法人・個人を含め約300社。
息子が交通事故に遭遇した際に、医師のおかげで一命をとりとめたことをきっかけに、今度は自分が医療業界へ恩返ししたいという思いに至る。

医院開業・医院経営・スタッフ採用・医療法人化・税務調査・事業承継などこれまでの相談件数は2,000件を超える。その豊富な事例とノウハウを問題解決パターンごとに分類し、クライアントに提供するだけでなく、オウンドメディア『開業医の教科書®︎』にて一般にも公開する。

医院の売上を増やすだけでなく、節税、労務などあらゆる経営課題を解決する。全てをワンストップで一任できる安心感から、医師からの紹介が絶えない。病院で息子の命を助けてもらったからこそ「ひとつでも多くの医院を永続的に繁栄させること」を使命とし、開業医の院長の経営参謀として活動している。

                       

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