山梨大学医学部のカリキュラムと研修制度などを紹介。医療研究をしたい方に向いた大学です!

公開日:2020年11月8日
更新日:2024年3月18日

はじめに

山梨大学医学部医学科では病める人の苦痛を自らの苦痛を感じることができる方。そして生涯にわたって技術の修得に努めて地域社会や国際社会の保健医療や福祉に貢献していくための人材や疾患の原因の解明や治療法の開発に寄与できる研究者の養成を目指していきます。

また深い人間愛と広い視野を持って医の倫理を付けていきます。そこで科学的な根拠に基づいての医学的な知識と技術を備えて地域医療や国際医療に貢献できる医療人や国際的に活躍できる優れた研究者を養成していきます。国民の健康を支える医療人の育成がモットーとなっています。

出典:山梨大学医学部HP

住所

山梨大学医学部の所在地は山梨県中央市下河東1110番地にあります。身延線常永駅から徒歩で15分ほどです。甲府駅から電車と徒歩で30分ほど・また甲府市街から車で20分ほどで行くことができます。関東圏だと八王子・相模原付近の方であれば頑張れば通学できる可能性がある程度といえます。

出典:山梨大学医学部HP

入学金・学費

山梨大学医学部の学費を紹介します。国立大学なので医学部を含めて学費は大学・学部にかかわらず学費は変わりません。なお公立大学は市や県が運営するので母体が小さくなります。そのため若干学費の個人負担が上がります。

1年次は入学金は282000円、授業料は535800円で合計が81万7800円

2年次から6年次は授業料が535800円×5年間=267万9000円

合計が81万7800円+267万9000円=349万6800円

6年間で350万円程度なので私立医学部の10分の1程度です。かなりのリーズナブル感があるのではないでしょうか。

出典:医学部受験マニュアル

2、偏差値

70.0

68から71程度の間に入ります。筑波大学医学部千葉大学医学部ほぼ変わらない程度の学力が必要なものと思われます。国立大学医学部の中でも標準以上で入学にはかなりの厳しさを伴いそうです。

出典:河合塾医進塾HP

倍率

19年度の前期一般入試が8.1倍(18年度が10.3倍)、推薦入試2.8倍、後期日程10.3倍(18年度が11.8倍)、センター試験+推薦入試2.1倍。

一般入試はかなりの高倍率で私大医学部並みの高さになります。国立医学部なのでこれが限りなく実質倍率になりそうなのでかなりの厳しい入試になりそうです。

出典:旺文社HP

医師国家試験合格率

2020年:全体97.4%(全国8位タイ)新卒97.1%(全国26位)既卒100.0%(全国1位タイ)
2019年:全体91.9%(全国28位タイ)新卒94.2%(全国40位タイ)既卒63.6%(全国35位タイ)
2018年:全体91.9%(全国38位タイ)新卒93.6%(全国50位タイ)既卒76.9%(全国21位タイ)
2017年:全体89.2%(全国44位タイ)新卒92.6%(全国43位)既卒37.5%(全国68位タイ)
2016年:全体93.8%(全国27位タイ)新卒95.9%(全国27位タイ)既卒50.0%(全国56位タイ)

数年の平均では92%前後・30位前後くらいと平均を少しだけ上回っています。そして20年にはついにトップ10入り。少しずつ上位に来ています。

出典:医学部受験ラボHP

歴史

山梨大学医学部の歴史を紹介します。

1978年10月:山梨大学医学部の開学

1980年4月:山梨医科大学が開校

1983年4月:山梨大学医学部付属病院を設立、10月に診療を開始

1986年4月:大学院医学研究科を設置

1992年4月:医学部付属動物実験施設を設置

1995年4月:医学部看護学科を設置

1999年4月:大学院医学研究科を大学院医学系研究科に改称

2000年12月:山梨大学との統合

2002年4月:総合分析実験センターを設置

2002年10月:旧山梨大学と山梨医科大学を併合して山梨大学が開学

2003年4月:大学院医学工学総合研究部を設置する

2004年4月:国立大学山梨大学が発足

2014年4月:大学院総合研究部を設置

2016年4月:大学院医工農学総合教育部を設置

出典:山梨大学医学部HP

概要・特徴

山梨大学医学部の特徴について紹介します。

医学部以外の卒業者が医学を学ぶことのできる修士課程があります。

医学と工学の融合を目指す新しい分野の教育を行っていく3年制の博士課程があります。

授業料への経済的支援制度・昼夜開講講義・長期履修制度によって余裕のある大学院教育が受けられます。

医学分野で活躍できる研究者・教員・高度研究者をグローバルスタンダードで養成していきます。

さらなる飛躍をしたい方には大学院を目指すことができます。

1年次で医学の基礎である解剖学などを学ぶ・アクセスが少し面倒・女子学生が他大学よりも多い・国家試験合格率がまずまず・遊び場があまりない・多浪で入る方も多い・学問のサポートは微妙・1年次から研究室・サークルの勧誘も熱心などに入ることができるなどの生徒の声があります。

学業もサークルも自主的にやる気のある方にはいいかもしれません。受け身で行う方には難しいかもしれません。また甲府ということを考えると勉強に集中できる環境があります。医師になる環境としては良さそうです。

出典:山梨大学医学部HP

カリキュラム

山梨大学医学部のカリキュラムでは基礎医学を強くする医学研究リテラシー、英語力を磨いていくイングリッシュサロン、研究の成果を発表する研究成果発表会が開催されています。研究を意識した授業が多いので医療研究者になりたい方には特に向いています。

1年次は生物学・教養総合講義・入門ゼミ・数学Ⅰ・物理Ⅰ・化学Ⅰ・自然科学実習・人間形成論・生活と健康・情報処理・語学教育・解剖学A・生化学A・物理Ⅱ・数学Ⅱ・化学Ⅱ・人類遺伝学・データサイエンスⅠ・教養教育などを学びます。

2年次は生理学・解剖学B・微生物学・免疫学・生化学実習・神経科学・病院実習・データサイエンスⅡ・生化学B・病院実習・寄生虫学・病理学A・薬理学・生理学実習などを学びます。

3年次は循環器・呼吸器・消化器・内分泌・代謝・腎臓・膠原病・救急車実習・感染免疫アレルギー・腎泌尿器・生殖器・外傷・再建外科・漢方・血液などを学びます。

4年次は神経・筋・精神・皮膚・運動器・感覚器・周産期・麻酔・医療安全・社会環境医学・診断学入門・法医学・社会環境医学・医療安全学・臨床類論・臨床実習・診断学実習などを学びます。

5年次は臨床実習に大半の時間を使います。医師にとって最も大事なカリキュラムです。

6年次は社会環境医学実習・選択科の臨床実習・臨床推論・総合医学研究・卒業試験・医師国家試験などを行います。

出典:山梨大学医学部HP

研修制度

山梨大学医学部の研修制度は初期研修と後期研修があります。

初期研修

初期研修は一般プログラム・研修医養成プログラム・産婦人科重点研修コース・小児科重点研修コースとがあります。

一般プログラムは山梨大学医学部附属病院で1年目・2年目の研修を行います。2年間で内科24週、救急科12週、麻酔科4週、外科4週、小児科4週、産婦人科4週、精神科4週、地域医療4週、自由選択科目44週の合計104週で研修を行います。

研修医育成プログラムは大学病院で臨床研修を行いながら大学院を履修します。自由選択期間中に基礎医学系の講座での研究を行うことができます。内科24週、救急科12週、麻酔科4週、外科4週、小児科4週、産婦人科4週、精神科4週、地域医療4週、自由選択科目44週の合計104週で研修を行います。

キャリアプログラムは大学病院で2年間の研修を行います。コア科目として産婦人科ないし小児科の研修を8週間行います。産婦人科重点コースと小児科重点コースがあります。

産婦人科重点コースは産婦人科8週、内科24週、救急科12週、麻酔科4週、外科4週、小児科4週、精神科4週、地域医療4週、自由選択科目4週の合計104週で行います。

小児科重点コースは小児科8週、内科24週、救急科12週、麻酔科4週、外科4週、産婦人科4週、精神科4週、地域医療4週の合計104週で行います。

後期研修

後期研修は優れた専門医になるためのサポートをしていきます。大学病院の特徴を生かした研修指導を行っていきます。先進医療を整えて将来においての大学での診療・教育・研究を行っていきます。協力病院での地域医療の現場での活躍を応援していきます。内科・外科・麻酔科・救急科・小児科・産婦人科・精神科・皮膚科・形成外科・整形外科・脳神経外科・泌尿器科・眼科・耳鼻咽喉科・放射線科・臨床検査科・病理科・リハビリテーション科などを行います。

出典:山梨大学医学部付属病院臨床研究部HP

部活動

山梨大学医学部では運動部27・文化部14の41のサークルが活動を行っています。勉強にサークルに熱心な学生が多いです。サークル活動も熱心なところが多く学生生活を全力で取り組むところが多いです。山梨大学という環境が勉強と部活動を全力でおこなえるところなのかなという気がします。

運動部はアイスホッケー部・ウインドサーフィン部・空手部・弓道部・剣道部・ゴルフ部・サッカー部・山岳部・スキー部・水泳部・卓球部・ダンス部・硬式テニス部・軟式テニス部・男子バスケットボール部・女子バスケットボール部・バドミントン部・男子バレーボール部・女子バレーボール部・馬術部・ハンドボール部・フットサル部・ボート部・準硬式野球部・ラグビー部・陸上競技部があります。

文化部はオーケストラ部・美術部・軽音楽部・医療ゼミ・サニースマイル・星を見る会・学生支援ボランティア・東洋医学研究会・茶道部・海外医学交流研究会・国際医学学生連盟・映画研究科・生活質向上の会・囲碁将棋部があります。

出典:山梨大学医学部HP

連携病院

山梨大学医学部の連携病院を紹介します。

山梨県立中央病院(山梨県甲府市富士見)
市立甲府病院(山梨県甲府市増坪町)
甲府共立病院(山梨県甲府市宝)
医療法人徳洲会白根徳州会病院(山梨県南アルプス市西野)
日本赤十字社成田赤十字病院(千葉県成田市飯田町)
東京女子医科大学八千代総合医療センター(千葉県八千代市大和田新田)

出典:日本救急医学会・救急医を目指す方へ

著名な卒業生

山梨大学医学部出身の主な医療関係者を紹介します。

井上雄一氏(精神科医・医療法人社団絹和会元院長・現理事長)
原武史氏(内科・循環器科医。西外山クリニック院長)
福地裕三氏(美容外科医。七海会あおぞらクリニック新宿院院長)
永富裕氏(皮膚科・泌尿器科医。国領駅前クリニック院長)
春木篤氏(婦人科医。春木レディースクリニック院長)

出典:病院検索ホスピタ

笠浪 真

1978年生まれ。京都府出身。藤沢市在住。大学卒業後、大手会計事務所・法律事務所等にて10年勤務。税務・法務・労務の知識とノウハウを習得して、平成23年に独立開業。
現在、総勢52人(令和3年10月1日現在)のスタッフを抱え、クライアント数は法人・個人を含め約300社。
息子が交通事故に遭遇した際に、医師のおかげで一命をとりとめたことをきっかけに、今度は自分が医療業界へ恩返ししたいという思いに至る。

医院開業・医院経営・スタッフ採用・医療法人化・税務調査・事業承継などこれまでの相談件数は2,000件を超える。その豊富な事例とノウハウを問題解決パターンごとに分類し、クライアントに提供するだけでなく、オウンドメディア『開業医の教科書®︎』にて一般にも公開する。

医院の売上を増やすだけでなく、節税、労務などあらゆる経営課題を解決する。全てをワンストップで一任できる安心感から、医師からの紹介が絶えない。病院で息子の命を助けてもらったからこそ「ひとつでも多くの医院を永続的に繁栄させること」を使命とし、開業医の院長の経営参謀として活動している。

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